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子ども・幼児が灯油を誤飲した場合の正しい対処法は?吐かせるはNG

雑学
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子ども・幼児が灯油を誤飲した場合に間違うと危険な方法

子供はいろいろなものに興味をもって、触ったり、時には口にしたりします。

ここで、今回は子供がいらっしゃるご家庭の方に石油製品の誤飲の危険性と、誤飲してしまった場合の対処方法を紹介いたします。

今年の冬場にもこのブログの記事を頭の片隅においてくださったら光栄です。

 

子供の石油製品の誤飲に注意

石油ストーブや石油ファンヒーターなどで灯油を使う冬場には、乳幼児が灯油を誤飲する事故がたびたび発生しています。

5歳以下の子供の中毒事故の7割が身の周りにある家庭用品の誤飲で、正規湯製品やボタン電池・コイン型リチウム電池の誤飲で受診したうち、2割以上が入院しています。

中毒事故の相談を受け付けている財団法人日本中毒センターには、石油製品の誤飲事故に関する相談が年間250件程度寄せられているそうです。

子供の誤飲事故のなかでも、特に石油製品の誤飲はたとえわずかの量でも入院が必要になる重大な中毒事故となります。

特に冬場は、普段は灯油タンクや灯油ポンプを子供の手の届かないところに保管してあっても、給油時にふと目を離したすきに子供が灯油ポンプで遊んでこぼしたり、こぼした灯油を飲んだりする危険性があります。

子供にとっては親が灯油ポンプで給油する様子はとても興味があるので、それを真似しようと思って触れてしまい、思わぬ事故につながってしまうことが考えられます。

 

子供が灯油を飲んでしまった場合の処置方法

石油製品を誤飲すると、炭化水素中毒により、直後から咳き込んだり嘔吐するような症状が出ます。

幼児ではチアノーゼ、呼吸停止、持続的な咳をもよおし、児童および成人の場合は胃の灼熱痛を訴えることが多いです。

とくに乳幼児が石油製品を誤飲してしまった場合は、保護者も気が動転してすぐに吐かせようと思いがちです。

 

でも、石油製品は絶対に吐かせてはいけません。

 

なぜなら石油を吐かせると、気管に吸い込んで障害を与えたり、食道の粘膜を傷つけてしまい、結果的に化学性肺炎や肺水腫をひき起こす恐れがあります。

また、灯油による致死量は最大120mlですが、気道内に灯油が入った場合には、わずか数mlで死に至る可能性があります。

無理に吐かせてしまうと、肺炎により2週間程度の長期入院が必要になったり、最悪の場合には命を落とす危険性もあるので、絶対に吐かせてはいけません。

また、誤飲した場合には、毒物の吸収を遅らせたり、胃壁の保護のために水や牛乳を飲ませたりするが、石油製品の誤飲の場合はこれも厳禁です。

なぜなら、石油製品の場合には逆に毒物の身体への吸収量を多くしてしまうからです。

 

意識がある場合➡小児科
意識がない場合➡救急車を呼ぶ

救急車を呼ぶ場合は、可能であれば固定電話の方が良いです。

固定電話の場合には、通報者の位置が把握できるからです。

 

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