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【独自算出】日本のバナジウムの摂取量 健康への悪影響や摂取目安は?

健康
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バナジウム

 

バナジウムとは?

カルシウムやマグネシウムなどと同じ必須ミネラルの1つ。

現在では多くの研究者の間で注目を集め、研究されている超微量元素です。

食品では、貝類、パセリ、黒コショウ、マッシュルームなどに含まれています。

バナジウムに血糖値降下作用のあることが報告されています。

アメリカではバナジウム入りのサプリメントが一般的に市販されています。

バナジウムの血糖値降下作用は細胞のインスリン受容体の活性化促進と同時に、すい臓にあるインスリン産生細胞の合成促進する作用があるといわれています。

日本では、富士山麓でとれるミネラルウォーターにバナジウムが含まれていることがわかり、多数商品化されています。

濃度は低くても、血糖値を下げることを裏づける実験結果があります。

 

 

バナジウムの健康への悪影響や摂取目安は?

バナジウムの適正な摂取量や安全性に関して明らかではなく、過剰摂取による危険性も指摘されています。

 

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書(厚生労働省)でも記載されていません。

 

 

水道水質基準について

 

・水質基準項目(51項目)(令和2 年4月1日施行)

・水質管理目標設定項目(27項目)(令和2年4月1日適用)

・要検討項目(46項目)(令和3年4月1日適用)

 

バナジウムの項目はありません。

 

 

水質基準項目と基準値(51項目)

水道水は、水道法第4条の規定に基づき、「水質基準に関する省令」で規定する水質基準に適合することが必要です。

必ず水道局で検査を行わなければいけません。

 

毒性の強いものや健康に影響するものというイメージがわかりやすいかもしれません。

ヒ素や大腸菌、トリハロメタンなどが該当します。

 

 

水質管理目標設定項目(27項目)

水道水中での検出の可能性があるなど、水質管理上留意すべき項目です。

現在まで水道水中では水質基準とする必要があるような濃度で検出いない項目で、水質基準は定めていないが、今後、水道水中で検出される可能性があるものや、水質基準に含まれるが、より質の高い水道水を目指すため必要なものなど、水質管理上留意すべき項目です。

将来にわたり水道水の安全性の確保等に万全を期す見地から定めてあります。

データの蓄積の目的もあると思います。

 

 

要検討項目とは?

毒性評価が定まらないことや、浄水中の存在量が不明等の理由から水質基準項目、水質管理目標設定項目に分類できない項目です。

 

 

要検討項目を測定するのは任意

要検討項目の測定については、測定するかしないかは自由です。

そのため、水道局では測定していない場合もあります。

 

 

 

ミネラルウォーター類の基準

 

清涼飲料水等に係る規格基準の一部改正について

 

 

アメリカの摂取量

アメリカの研究報告によると、食事によるバナジウムの摂取量が設定されています。

「成人1日当たりの上限は1.8mg」になっています。

 

 

1.8mgで本当に大丈夫なの?

 

という疑問がありませんか?

もし、「成人1日当たりの上限は1.8mg」が妥当であれば、既に日本の厚生労働省でも暫定的でも摂取量の目安が示されるはずです。

 

 

 

日本の基準はそのままアメリカの基準を適用していないものがある!

 

これが、厚生労働省の基準でよく見られるケースです。

 

例えば、水質基準の設定についてその例をご紹介します。

 

水質基準の設定例

水道の水質基準値はは、WHOの『飲料水水質ガイドライン』などを元に決められます。

※その他にも様々なこと(分析する機械の精度や分析条件の確立など)でも決められることがあります。

最新の飲料水水質ガイドラインは『第4版』となっています。

 

水質基準値の算出方法

水質基準値の算出方法について、ご紹介します。

 

評価値の算出

評価値の算定に当たっては、WHO 等が飲料水の水質基準設定に当たって広く採用している方法を基本とし、食物、空気等他の暴露源からの寄与を考慮しつつ、生涯にわたる連続的な摂取をしても人の健康に影響が生じない水準を基として設定しています。

具体的には、閾値があると考えられる物質については、基本的には次のような設定が設けられています。

 

≪水質基準の算出データ元≫

・1 日に飲用する水の量を2L

・人の平均体重を50kg(日本では50kg)(WHO では60kg)

・水道水由来の暴露割合として、TDI の10%(消毒副生成物は20%)を割り当てとする条件の下で、対象物質の1 日暴露量がTDI を超えないように評価値を算出しています。

 

ここで注目なのが、

人の平均体重です。

・日本では50kg

・WHO では60kg

となっていることです。

 

日本では大人でも1.2倍の厳しい基準が設定される場合があります。

 

例えば、以下のファクターで計算されます。

・JECFA(1983)の暫定最大耐容1日摂取量(PMTDI)

・人の体重(日本の水質基準は体重50kgをもとに算出される)

・飲料水に対する寄与率を 20%

・1日に飲用する水の量

・飲料水の寄与率

 

また、体重の軽い方が、対象物質の影響が出やすいので、体重の軽い子供はもっと厳しい基準となります。

風邪薬などでも、大人に対して子供で少ない量なのは、このためです。

 

 

【独自算出】日本のバナジウムの摂取量

 

「成人1日当たりの上限は1.5mg」と計算されます。

(日本人の平均体重を50kgと仮定した場合)

 

さらに、体重25Kgの場合は「0.75mgが上限値」と計算されます。

 

参考 水道法水質基準等の設定の考え方について(厚生労働省)

 

 

 

バナジウムはなんでも危険なの?

 

実はそうとは断定できません。

 

富士山麓の人々は昔から「富士の伏流水を飲んでいるので健康である」と言われています。

伏流水を調べた結果、微量のバナジウムが含まれていることがわかったので、バナジウム入りのミネラルウォーターを飲むことによって血圧が下がり、血糖値も下がるので健康で長生きできるといわれているからです。

医学的に完全証明されたわけではないため詳細は不明ですが、ミネラルウォーター内のバナジウムが静かな人気になってます。

 

人気のウォーターサーバー【日本の山水】の『富士山の銘水』にもバナジウムが含まれています。

成分量(1,000mlあたり)バナジウム 91μgとなっています。

成人1日当たりの上限は1.5mg に比べて、91μg/Lは相当小さな値であることがわかります。

 

 

(参考)

1μg(マイクログラム)はmgの1000分の1の値です。

 

(参考)

単位g→mg→μg→ngの順番に1000分の1だけ小さくなります。

 

(例)1g=1000mg、1mg=1000μg

 

 

読んでいただきありがとうございました。

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