コンタクトをうっかり汚してしまった!水道水で洗っても大丈夫?アカントアメーバって何?
外出先でコンタクトをうっかり落としたり、ゴミが入ってゴロゴロするので外して洗いたい!
そんな時、水道水でコンタクトレンズを洗うのはあまりよくありません。
何故水道水でコンタクトレンズを洗うとダメなの?
水道水中には『アカントアメーバ』という塩素が効かない耐塩素性病原生物が存在するかもしれないからです。
通常の一般細菌やインフルエンザウイルスは、消毒耐性が弱いので、塩素消毒で水道水の安全性を確保できます。
でも、アカントアメーバは塩素に強い性質があります。
アカントアメーバとは?
アカントアメーバは日本の水道水や土壌などあらゆる環境に生息しています。
アカントアメーバは塩素の入った水道水の中でも生存できます。
健康な人が少し接触しただけではとくに病気を引き起こすことはありません。
アカントアメーバは、一つのコンタクトレンズを長期間使用したり、不衛生な扱いをしたりすることで増殖し、角膜炎の原因となります。
特効薬はなく、最悪の場合は失明する危険性もあります。
コンタクトレンズを洗うおすすめ方法は?
自宅ならともかく外出先では・・・
・保存液を持ち歩くのは面倒だし、大きいのでポーチに入らない。
・予備のコンタクトも普通はもっていない。
こんな時におすすめのコンタクトレンズを洗うおすすめ方法は?
『安いコンタクト用目薬で洗うこと』
です。
わたしは、いつも会社に2つのコンタクト用目薬をもって行っています。
・安いコンタクト用目薬
・少し高めの目薬(ソフトサンティア)
ソフトサンティアは、防腐剤(ベンザルコニウム塩化物など)が配合されていません。
開栓後、約10日間以上すぎら使えないので、最初はコスパ的には悪いかなと思ってました。
でも、使ってみると、ドライアイの私にはピッタリです。
人工涙液型点眼剤って書いてあるほど、涙に近い性質があるので、それがドライアイのわたしに合っているんだなって、いつも常備しています。
ドライアイで眼が傷ついて、眼科にもたびたび通ってたのですが、それがなくなったので、病院代を考えると安いかなと思ってます。
こちらから買わなくても大丈夫ですよ!ドラッグストアに売っています。
アカントアメーバって、水道水に必ず存在するもの?
アカントアメーバが水道水にいるので、危険!
「水道水にはアカントアメーバが常にいるんだ」と極端に不安感をあおる情報にはご注意くださいね。
アカントアメーバが水道水中にいるかどうかはわかりません。
いない場合もあります。
水道水を作っているのは浄水場です。
浄水場の水源(川やダムの水など)にアカントアメーバがいれば、水道水中にアカントアメーバが混入する可能性があります。
浄水場の水源(川やダムの水など)にアカントアメーバがいなければ、水道水中にアカントアメーバが混入する可能性は低いです。
水道管の途中で混入する可能性はまずないと思います。
※配水管が破損した場合を除きます。
塩素が効かない耐塩素性病原生物も存在する
一般細菌やインフルエンザウイルスは、消毒耐性が弱いので、塩素消毒で安全性を確保できます。
でも、水道水で問題となっているのが、クリプトスポリジウムなどの原虫です。
これは、特殊な顕微鏡やPCR検査などで判別が可能なもので、機械がなかった昔は問題とならなかった生物です。
この原虫は、日本の浄水場や河川で発見されています。
この原虫の存在の発見で、「残留塩素があれば安心」という絶対的な安全理論が崩れたとも言えそうです。
また、クリプトスポリジウム以外にも塩素に耐性のある「原虫」というものが、河川中など自然界に存在します。
原虫の種類
・クリプトスポリジウム
・ジアルジア
・アカントアメーバ
・サイクロスポーラ
このうち、ほとんどの水道局で検査しているものは・・
・クリプトスポリジウム
・ジアルジア
の2つです。
そういった理由から、『アカントアメーバがいるかどうかは不明!』というのが現状です。
とてもあいまいでごめんなさい( ゚Д゚)
水道水中にはアカントアメーバがいるので危険という情報
極端に危険性をあおる情報もあります。
水道水でコンタクトレンズを洗ったからといって、100%感染するというわけではありません。
極端に神経質になる必要はないと思います。
健康な人が少し接触しただけではとくに病気を引き起こすことはありません。
それに、水道水中にいない場合もあります。
アカントアメーバの増殖条件
・一つのコンタクトレンズを長期間使用
・不衛生な扱いをしたりする
こういったケアをすると角膜炎の原因となります。
特効薬はなく、最悪の場合は失明する危険性もあります。
そのため、万が一の場合を考えて、
『水道水でのコンタクトレンズのケアは控えた方が病気のリスクは回避できる』と思ってケアしてみてくださいね!
こちらの記事もよかったら読んでくださいね(*’ω’*)
コメント