マスクによる肌あれや手荒れが仕事柄、わたしは仕方ないのですが、この記事が皆さまのお役に立つことを願っています。
コロナ渦中で肌荒れや手荒れで悩んだら?改善法はあるの?皮膚常在菌との関係
【肌荒れ】コロナ渦のマスク生活でバリア機能の乱れが深刻!お肌のバリア機能低下
コロナの影響でがらりと変わった生活スタイル。
マスク着用でお肌に悪影響。
継続しているマスクのこすれによる摩擦も影響して、肌のバリア機能が乱れてしまっています。
バリア機能が乱れたお肌は、敏感肌・乾燥肌・ゆらぎ肌に傾いています。
ゆらぎ肌とは、バリア機能が低下し、一時的に敏感になっている肌のことです。
こんな時は、摩擦は禁物です。
さらに、空気の乾燥などによって、肌はカサついて荒れがちになっています。
【手荒れ】過度な手洗いやアルコール消毒で手肌に悪影響!
パソコンやスマホを打ったり、洗いものをしたり・・・・。
常に動かし続ける手元は、年齢を問わず、ほかのパーツよりも劣化が現れやすいパーツです。
また、意外と手元は人の視線も集まりやすい部位。
さらに、コロナの影響で今年は過度な手洗いやアルコール消毒で手肌に悪影響。
春先から継続しているので、手肌のバリア機能が乱れてしまっています。
お肌に菌がいない状態は実は危険!除菌や抗菌で皮膚常在菌の乱れが発生中?
除菌や抗菌のための商品がコロナの影響でたくさん販売され、日常生活に欠かせないものになっています。
でも本来は、身の回りに菌がいないというのは不自然なことなんです!
顔の皮膚にいる常在菌の総数は、10億個くらいで、1平方cm当たり約100万個です。
この菌はただいるのではなく、皮膚の健康を保つために重要な役割を持っています。
でも、除菌・抗菌グッズや過度の洗顔、手洗いは、人にとって有益な菌に対しても一律に効果を発揮してしまいます。
もし仮に、無菌状態の皮膚に有害な菌が感染したとしたらどうなると思いますか?
その有害な菌は邪魔されることなく、爆発的に増殖することになります。
ただ、皮膚常在菌は復活しますので、全く菌がいないというのはまずありません。
でも、過度な除菌や洗顔などで、皮膚常在菌が一時的に減少することもありますし。
くり返し行うことで、美肌菌が弱体化することもあります。
人の体にはたくさんの菌が存在する!
人の手指に存在する微生物には外部の環境由来のウイルスを含む微生物(一過性細菌)と元々皮膚に棲みついている細菌(常在菌)に分けられます。
一過性細菌
一過性細菌は皮膚の表層に定着していて、主に医療現場での感染症や食品を取り扱う施設が原因となり食中毒の原因にもなります。
常在菌
手指の表皮や真皮の表層から比較的深層部にStaphylococcus epidermidis、Corynebacterium acnesなど10種類以上生息しているといわれています。
通常は宿主(ヒト)とお互いに利益がある状態にあって、他の病原菌の侵入を防ぐなどの利益があります。
でも、宿主(ヒト)の抵抗力や免疫力が低下したときには内因感染の原因になることもあります。
皮膚常在菌の同定
形態観察、生理的性状試験による分離菌の同定およびPCRによる塩基配列の解析で行われます。
【ミクロフローラ(菌叢)の解析法】や【形態の解析】によって行われます。
PCRによる塩基配列の解析におけるcelllysateの調整は、トリプトソイ寒天培地などが用いられます。
手の細菌叢と一般細菌数
一過性細菌叢と常在細菌叢の採取が可能なグローブジュース法を用いて手指の細菌叢を調べた論文があります。
・黄色ブドウ球菌→140,000±29,800(個/掌)
・酵母・カビ→5120±2500(個/掌)
・大腸菌・大腸菌群→1400±787(個/掌)
・セレウス菌(40±16.3)(個/掌)
・サルモネラ菌(20±12.9)(個/掌)
が検出され、手指には常在菌である黄色ブドウ球菌が最も多く存在している結果となっています。
一般細菌数
グローブジュース法を用いて、健康な人の手の一般細菌数を確認した結果報告では、10,000~1,000,000のレベルの一般細菌が存在することが明らかになっています。
美肌菌コスメ!ランコム!わたしがおすすめしない理由は?
美肌菌コスメで有名なのが、ブランドランコムのジェニフィック アドバンスト Nです。
わたしが、おすすめしない理由は?
高いから。。。だけです。
雑誌の付録で試してみたことがあります。
でも、2回分。
そんなんで効果がわかるか~!
おいでやすこが風(笑)
本当にいい化粧品だと思います(*’ω’*)
でも、高すぎてなかなか手が出せずにいます。
美肌菌コスメではないですが、最近やっとアベンヌウォーターを使っています。
ミスト状化粧水なので、よくガスがなくなります。
ガスがなくなると巨人と戦えませんぞ。。(*’ω’*)
最近、「進撃の巨人」にはまりつつあるわたし。
すいません。どうでもいい話でした。。。
【肌荒れ用】コロナ渦中で肌荒れの対策方法
対策方法1 バリア機能アップと保湿重視の化粧品の活用
何よりも『バリア機能アップ』と『保湿』が重要です。
自分が使いやすい保湿剤を選んで、やさしくこすらずに塗ってくださいね。
指先で強くこすってすりこむと、摩擦になったり、せっかく塗った保湿剤をぬぐい去ってしまうことにもなるので、やさしく肌にのせて自然に浸透していくのを待ってみてくださいね!
対策方法2 高いお湯はお肌に良くない!お湯の温度に注意!
お風呂で美肌になるためのポイントは?
お風呂の温度は最大40℃まで!
お風呂の温度って何℃にしていらっしゃいますか?
熱いお風呂に入った後、なんとなくお肌が乾燥して、いつも以上に化粧水をつけたという経験はありませんでしょうか?
42℃以上のお湯は美肌に逆効果?
42℃以上のお湯は、お肌にあまり良くないみたいです。
お肌の外側にある角質層では、セラミドという保湿成分が細胞と細胞の間をきっちり埋めて潤いを保っています。
でも、42℃以上では角質層が傷みセラミドが流出しやすくなってしまいます。
また、熱いお湯は炎症やかゆみの原因となるヒスタミンという物質を出やすくするので、かいて肌を傷つける場合もあります。
そのため、『熱くても40℃までが良い』といわれています。
体だけでなく、顔や手も同じですので、すこし肌荒れが気になるようでしたら、少しお湯の温度を低めにしてみてくださいね!
お風呂でおすすめなのが、リサージ オイルインパクト。
肌がやわらかくなるバスタイム
オイル層とエッセンス層からなる2層状のオイル。
・うるおいを抱え込み、肌をやわらかくするリッチなオイル層
・角層深く美容成分を届けるエッセンス層
が混ざり合い、シトラスとジンジャーの香りでリフレッシュ効果も!
「美肌菌活」美肌菌コスメで肌荒れ対策
美肌菌コスメは肌荒れにとっても役にたちます。
乾燥や季節の変わり目だけでもお肌へのダメージが多いのに、マスク着用が必須の日常生活が続き、肌を取り巻く環境はこれまで以上に過酷になっています。
以前に比べ、乾燥や赤み、毛穴の目立ちなどを感じやすくなったという方も多いそうです。
『マスク生活による肌トラブルにも負けない、健やかな肌を目指したい』。
そんな女性に今、人気なのが「美肌菌活」です。
お肌の酸性とアルカリ性
pH7(ピーエッチ)が中性。
それより値が大きいのがアルカリ性。
値が小さいのが酸性。
です。
健康なお肌は弱酸性!pH4.5~5.5の弱酸性
お肌は、表面を覆っている酸を含む皮脂のベールによって、pH4.5~5.5の弱酸性に保たれています。
中性よりも少しだけ酸性に近い状態です。
これより酸性やアルカリ性に傾くと、肌には刺激が強すぎて、傷ついたり炎症を起こしやすくなります。
また、肌に悪さをする細菌やカビは酸に弱いため、弱酸性のお肌には侵入できません。
また、弱酸性にはタンパク質を固める作用があるため、タンパク質が主成分の角質は肌表面で強固になります。
美肌菌が肌を弱酸性にしている
お肌は弱酸性の皮脂膜で守られています。
美肌菌は、皮脂や汗を食べて脂肪酸や有機酸などの「酸」を分泌して、中性に近づきがちな皮脂膜を弱酸性に保つ働きをしています。
W洗顔で美肌菌が弱体化!
アルカリ性の洗顔料で洗顔をすると、肌が一時的にアルカリ性になってしまいます。
メイクや皮脂、汚れなどが残っていると、毛穴の詰まりやニキビの原因になります。
でも、洗い過ぎは、美肌菌にとってNG行為なんです。
洗い過ぎで美肌菌が減少
洗顔ではこんなことが・・
①洗顔後は皮脂膜が洗い流されて肌が中性・アルカリ性に傾いてしまう。
②美肌菌をはじめとする常在菌もたくさん落ちてしまいます。
普通なら洗顔をしても数時間~8時間くらいで、お肌のpHも常在菌も元どおり復活します。
でも、洗顔料や洗顔の仕方、洗顔の頻度によっては、常在菌がなかなか復活できません。
最悪、激減してしまう可能性もあります。
W洗顔は汚れを落とすにはいいけど・・・
W洗顔は、毛穴につまった汚れもしっかり落とせます。
洗顔料の主成分は、界面活性剤です。
界面活性剤は、角質細胞の間にある細胞間脂質まで溶かしてしまうので、角質の中に隠れていた美肌菌も洗い流されてしまいます。
その上、朝また洗顔をしますよね?
これでは、美肌菌が元どおり復活しているヒマがなくなってしまいます。
そうでなくとも、洗顔料は肌の乾燥を招くものです。
美肌菌が減り、さらに肌が乾燥する、弱酸性に保てなくなる、肌トラブルの原因になるという危険性もあります。
洗い過ぎは、インナードライ肌の原因にもなってしまいます。
私たちのお肌に生息する常在菌たちのご機嫌次第で美肌にも!肌トラブルにも!
皮膚常在菌
全身の皮膚には、約200種類の皮膚常在菌がいることがわかっています。
さらに、顔に棲んでいる常在菌は、そのうちの19種類の細菌と数種類の酵母といわれています。
この菌のバランスとお肌の状態が密接に関係しているといわれ菌活コスメが人気です。
肌の常在菌には、『美肌菌』と『悪玉菌』、さらに『中間菌』があります。
美肌菌
美肌菌の種類
表皮ブドウ球菌
美肌菌の作用
・皮脂や汗を分解して、グリセリン類似成分を作りバリア機能を保つ。
・肌を弱酸性に保つ。
・抗菌ペプチドを作り悪玉菌の増殖を防ぐ。
悪玉菌
悪玉菌の種類
黄色ブドウ球菌
悪玉菌の作用
・バリア機能の形成を妨げ、乾燥肌に導く。
・増殖するとアトピーなどの皮膚疾患の原因になる。
・ニキビ(黄色ニキビ)をつくることがある。
中間菌
中間菌の種類
アクネ菌
中間菌の作用
・酸素があるときは天然の化粧水をつくり、肌を弱酸性に保ちます。
・酸素がないとニキビ(赤ニキビ)の原因菌になります。
アクネ菌は酸素のある・なしで、性質が変化します。
アクネ菌は『ニキビをつくる悪玉菌』というイメージが強いのですが、酸素がある環境では悪さをしません。
むしろ、汗や皮脂を食べてプロピオン酸や脂肪酸といった酸を出し、皮膚を弱酸性に保ったり、黄色ブドウ球菌が繁殖するのを抑えたりする働きをしてくれます。
また、美肌菌ほどではありませんが、グリセリンなどの保湿成分を生産し、天然の化粧水を作ってくれます。
でも、悪さをする場合があります。
毛穴に汚れや皮脂、角質がたまり、角栓でふさがれて無酸素状態になってしまったとき。
アクネ菌は、炎症を起こす「CAMP因子」というタンパク質をどんどんまき散らして赤いニキビをつくるようになります。
このように、毛穴が詰まらないように、正しいケアをしていれば、アクネ菌が赤いニキビをつくることはありません。
健康な肌では、悪玉菌は、美肌菌の働きで一定量以下に保たれています。
悪玉菌の代表である黄色ブドウ球菌は、弱酸性に保たれている健康な皮膚ではおとなしくしていますが、紫外線やストレス、過剰な洗顔などで皮膚が中性に近づくと、突然大繁殖して悪さを始めることがあります。
悪玉菌が増えすぎると、皮膚の水分を保つバリア機能が低下し、乾燥や肌のキメの乱れ、肌荒れの原因となってしまいます。
逆に、美肌菌である表皮ブドウ球菌は、保湿力のあるグリセリンに似た成分を作り、肌の水分をしっかり守ります。
さらに、抗菌ペプチドを作って、悪玉菌の増加を防ぎます。
この2つの作用で、炎症を抑えて、肌荒れのない潤いのある肌を保ちます。
美肌菌を増やすと肌トラブルのない変化にぶれない絶品肌に!
美肌菌はそもそも人の肌にいるものなので、増えることによるリスクはほとんどありません。
むしろ美肌菌が少なくなり、悪玉菌が優位な状態は肌トラブルの原因になります。
美肌菌の食事になる皮脂の分泌量は年齢とともに減っていくため、美肌菌を育てるためには、常に美肌菌に栄養を与えることが必要です。
美肌菌の働き
美肌菌の働き1 潤い成分を産出
善玉菌は皮脂を食べることで、保湿成分である「グリセリン」を生み出し、潤いあふれる肌へ。
また、増えた美肌菌がNMF(天然保湿因子)をたくさん作ります。
美肌菌の働き2 肌を弱酸性へ
善玉菌は皮脂を食べることで、「脂肪酸」を産出し、肌を弱酸性に保とうとします。
美肌菌の働き3 バリア機能を高める
潤いうことで肌のバリア機能をサポート。
紫外線や様々な刺激から肌を守ります。
美肌菌の働き4 悪玉菌を抑制
善玉菌が抗菌ペプチドを作り出し、悪玉菌の増殖を抑え、善玉菌が優位な状態にします。
美肌菌が皮脂膜(天然の肌バリアクリーム)を作っている!
肌の皮脂膜を作る上で欠かせないのが、じつは肌の上に棲んでいる無数の常在菌です。
常在菌は、皮脂の脂肪酸などを分解して、天然の肌バリアクリームを作り出しています。
常在菌が作り出す天然の肌バリアクリームは、肌にしっとりとした潤いを与え、紫外線を抑えてくすみを予防したり、老化によるくすみ(酸化)を食い止めます。
つまり肌は本来、常在菌によって、自分自身で潤い、くすみを予防する力を持っています。
いわば常在菌は美肌菌と呼ぶこともできます。
しかし一般的な化粧品は、合成界面活性剤や合成防腐剤を含むため、この大切な美肌菌を殺してしまいます。
その結果、慢性的な乾燥肌や紫外線による老化によってくすみ肌へと導かれてしまいます。
美肌菌とバリア機能
過度な洗顔や体内環境の乱れにより失われる潤いや油分を補い、柔軟性を保つ肌フローラを整えることで内側のバランスを立て直し、乾燥や肌荒れなどのトラブルに働きかけます。
美肌菌があると、肌トラブルの原因となる悪玉菌が増えません。
逆に美肌菌がないと悪玉菌が増えて、トラブル肌の原因になります。
肌の表面には多くの菌がすんでいて、 そのなかには汗や皮脂をたべて天然のうるおい成分を生み出してくれる「美肌菌」が存在しています。
ただ、「美肌菌」はちょっと洗顔するだけでも洗い流されてバランスが崩れてしまうくらい繊細です。
だけど、きちんと育ててあげればうるおい成分をつくり続けて、肌をトラブルから守る「バリア機能」を発揮してくれる心強い味方になります。
善玉菌は皮脂を食べることで保湿成分を自ら作り出し、潤うことでお肌のバリア機能を高めます。
逆に悪玉菌が増えると、肌が弱まりアクネ菌も増殖。
様々なトラブルを招きます。
汗や皮脂は、美肌菌だけでなく悪玉菌の栄養にも!
美肌菌は正式には表皮ブドウ球菌、悪玉菌の代表格は黄色ブドウ球菌と呼ばれる皮膚常在菌です。
どちらも同じブドウ球菌であり、汗や皮脂を栄養にして増える点も共通しています。
決定的に違うのは、美肌菌は美肌のもとになり、悪玉菌は肌トラブルのもとになるということです。
そして、美肌菌は弱酸性の肌を好み、悪玉菌はアルカリ性に傾いた肌を好みます。
肌がアルカリ性側に傾いた状態になっていると、皮膚から分泌された栄養が悪玉菌を増やしてしまう結果をまねいてしまいます。
また、美肌菌の栄養となる皮脂の分泌量は年齢とともに減っていくため、美肌菌を育てるためには、常に美肌菌に栄養を与えることが必要です。
肌に良いことずくめ!美肌菌のスゴイはたらき
美肌菌がはたらいていれば、肌は24時間うるおい続けます。
人の皮膚には何種類もの皮膚常在菌がいます。
美肌菌と呼ばれている理由は、皮膚の表面にある汗や皮脂などをエサとして食べて、NMF(天然保湿因子)を生み出す性質があるからです。
肌の表面をおおう角質層にはNMF(天然保湿因子)という天然の保湿因子があり、それが肌の水分を保っています。
このNMFが不足すると、角質層の水分が減り、乾燥した状態になってしまいます。
多くのスキンケア化粧品でうるおい成分にアミノ酸や尿素が使われているのは、このNMFを構成している成分だからです。
美肌菌はこの大切なNMFを作ってくれます。
肌を刺激から守るバリア機能を発揮!
美肌菌が生み出すNMFのはたらきで保湿力がアップ(肌を乾燥から防ぐ)だけではありません。
美肌菌は肌を弱酸性に保つはたらきがあり、悪玉菌が繁殖しにくい肌環境を作ります。
また、弱酸性で十分にうるおった肌はバリア機能が正常にはたらき、紫外線をはじめとする外部からの刺激を受けにくくなります。
つまり美肌菌がしっかりはたらいていれば、乾燥や刺激に強い肌になることができます。
おすすめ美肌菌コスメをまとめています
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