『APPS』パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na【両親和性C誘導体】
通常のビタミンC誘導体は水に溶けやすい(水溶性)、もしくは油に溶けやすい(油溶性)、いずれかに分類されますが、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Naはその両方の性質をあわせもつ成分です。
※水溶性ビタミンC誘導体は、即効性は高いのですが、肌内部で安定が難しい性質があります。
※油溶性ビタミンCは、安定性は高いのですが、即効性には欠けるという性質があります。
パルミチン酸アスコルビルリン酸3Naは、水にも油にも溶けやすい性質のビタミンC誘導体で、従来のビタミンC誘導体よりも非常に高い浸透率で浸透する最新型のビタミンC誘導体です。
通常のビタミンC誘導体と比べ浸透力は100倍以上とも言われ、高い浸透力で真皮層まで作用します。
そのため、ビタミンCを肌の奥へしっかり届け、効果を発揮します。
脂質にも水分にもなじむ両親和性により、水と油の層が交互に重なってできた角質層への浸透力が非常に高い特徴があります。
皮膚は水分と油分が層状になっている構造(ラメラ構造)をしています。
APPSは水溶性に加え親油性が加わることで、その皮膚のラメラ構造を通過しやすくなり、より皮膚への浸透力が高くなっています。
イオン導入などの美顔器なしでも、表皮、真皮層にまでよく浸透します。
さらに非常に刺激が少ないので、通常のビタミンC誘導体コスメで感じた赤みや刺激、ツッパリ感、かゆみ等がなく敏感肌やアトピーの方にも適した成分です。
臨床試験では、使用数日で肌の白さを感じる人が多くなり、6週間以上使うとシワの改善を感じるという優れた成分です。
ビタミンC誘導体
ビタミンCは線維芽細胞でのコラーゲンの生成を促します。
また、活性酸素を消去する作用により、コラーゲンやエラスチンなどの繊維を破壊から守ります。
皮脂分泌を抑制する作用もあり、にきび、毛穴にも有効です。
毛穴ケア
ビタミンC誘導体は、皮脂の分泌量をコントロールします。
皮脂が多く分泌されると毛穴に詰まりやすくなり、黒ずみなどの原因となりますが、ビタミンC誘導体は毛穴の引き締めや毛穴のつまりを綺麗にする作用があります。
ニキビの改善と予防
ビタミンC誘導体は、皮脂をコントロールし、過剰な皮脂が分泌されないよう抑制します。
皮脂が多く分泌されると、毛穴につまり、炎症を起こしニキビの原因となります。
皮脂を抑制することでニキビを予防したり、毛穴を綺麗にする作用でニキビの悪化を防ぎます。
シミ対策
メラニンに対しては3つのアプローチ(生成抑制・排泄促進・還元)すべてを行うため、美白成分として優れています。
美白効果1 メラニンの生成を抑制
メラニンができにくい状態にする、あるいはメラニンが出来上がる状態を邪魔するという成分です。
チロシナーゼの働きが不完全だと黒色のメラニンができないことに着目した成分です。
黒色のメラニンができるメカニズム
紫外線を浴びると、表皮細胞のケラチノサイトからメラノサイトへ「メラニンを作れ」という指令がでます。
いくつかの情報伝達物質(エンドセリンなど)が働いてメラノサイトを活性化し、その結果メラニンが作られます。
情報伝達物質により、メラノサイトに「メラニンを作れ!」という指令が届いたときに、最初にできるのがチロシンです。
このチロシンは、もともとは黒くないのですが、メラノサイトに存在するチロシナーゼという酵素の働きで、ドーパ、ドーパキノンと次々化学変化を起こして、最終的には黒色のメラニンになります。
美白効果2 メラニンの排泄を促進
肌のターンオーバーとともに、メラニンを排泄しようと促す作用です。
新陳代謝を高めることによって、メラニンを早く追いだす効果があります。
すでにできてしまったメラニンや新たなメラニンが作られても、スムーズに肌の外へどんどん排泄する働きです。
美白効果3 メラニンを還元
できてしまったメラニンを分解して、メラニンではないモノに変えてしまう成分です。
これによって、メラニンは色のない、まったく別モノになり、シミやソバカスを防ぎます。
紫外線を浴びた後のケアに最適といえます。
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