「イヌリンとHMB」で糖値対策・血糖値対策・ダイエット・短鎖脂肪酸効果
「イヌリンとHMB」
血糖値対策が行える成分を豊富に含み、さらに今話題のHMBも配合したダイエットに効果的な「イヌリンとHMB」というサプリメントについてご紹介したいと思います。
「イヌリンとHMB」は、これ一つで血糖値対策やダイエット、ボディメイク(筋力サポート)が行えるサプリメントです。
「イヌリンとHMB」は、イヌリン、サラシア、ビワ茶、アイスプラント、桑の葉といった5つの成分の全てが血糖値対策に効果があり、その他にもダイエットや健康にも効果があります。
さらに筋肉量の増加を促す「HMB」も配合し、ダイエット効果をさらに高めてくれます。
配合されている成分には、食物繊維やビタミン、ミネラルが含まれていて、美容や健康面でも効果があります。
血糖値対策がしっかり行えて、さらにダイエット、健康、美容に良い様々な成分が配合されています。
【イヌリンとHMB】の配合成分
・イヌリン
・サラシア
・ビワ茶
・アイスプラント
・桑の葉
・HMB
配合されている成分の効果についてご紹介していきたいと思います。
イヌリン配合
イヌリンは水溶性食物繊維です。
水溶性食物繊維
水溶性食物繊維は、水に溶け、食品の水分を抱き込んでゲル化(ドロッとした状態になること)します。
人体に好ましくない物質の吸収を妨げて、便として排泄させるなどの有効な生理作用が知られています。
特に肥満や生活習慣病などを防ぐ効果が大きいことが認められています。
水溶性食物繊維の効果
水溶性食物繊維は、水に溶ける食物繊維で水分を含んでゲル状になり、腸管での余分な栄養素や有害物質を排泄する作用があります。
・ブドウ糖の吸収を穏やかにして、食後の血糖値の急激な上昇を防ぐ。
・コレステロールの吸収を抑制する。
・胆汁酸を吸着して体外に排泄する(胆汁酸はコレステロールからつくられるので、コレステロールの排泄につながります)
ブドウ糖の吸収が穏やかになると、血糖値の急激な上昇が避けられ、糖尿病の予防につながります。
また、食塩のナトリウムと結びついて便と一緒に排泄されるため、血圧をさげる効果もあります。
・便の水分量を増やしてやわらかさを保ち、腸を刺激することによって排便をスムーズにします。
・満腹感を得やすくして食べ過ぎを防ぐといった効果もあります。
血糖値コントロール
イヌリンは糖質ではありますがブドウ糖に変化しないため、血糖値を急激に上げない働きがあります。
また、イヌリンは、一部の腸内細菌による発酵により短鎖脂肪酸に代謝され、糖質の吸収を穏やかにして、食後の血糖値の上昇を防ぎます。
そのため、インスリンは負担なく分泌し働くので、糖尿病を予防する効果が期待できます。
糖尿病について
血中におけるブドウ糖の濃度(血糖値)は、インスリンというホルモンによってコントロールされています。
この数値が80~140mg/dlの範囲であれば正常なのですが、インスリンの分泌が低下したり、働きが悪くなると血糖値は上昇します。
この状態が糖尿病です。
糖尿病のタイプには1型と2型があります。
ウイルス感染や異常な免疫反応が原因でインスリンの分泌が絶対的に不足して発症するのが1型です。
喉の渇きや空腹、頻尿などある日突然、はっきりした自覚症状を伴って発症するのが特徴です。
2型は遺伝子要素にカロリーの過剰摂取や運動不足、ストレスなどの生活習慣が加わって発症すると考えられています。
こちらの症状は進行が遅く、気づきにくいのが特徴です。
40~50代を中心に増加傾向の糖尿病は圧倒的に2型です。
糖尿病の放置はやがて網膜症、腎症などの重篤な合併症をもたらします。
短鎖脂肪酸
短鎖脂肪酸とは、腸内フローラの研究で注目されている細菌たちが作り出す成分の1つで、酢酸、プロピオン酸、酪酸などが含まれます。
短鎖脂肪酸の働き
・腸内を弱酸性の環境にすることで悪玉菌の増殖を抑制し、腸内環境を整えます。
・大腸の粘膜を刺激してぜん動運動を促進します。
・カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルの吸収を助けます。
・体内に吸収されると体の細胞が栄養を必要以上に溜めないように栄養の貯蔵庫を閉じる働きがあり、それによりダイエットをサポートしてくれます。
ダイエット効果
イヌリンは、腸内で水分を吸いゲル状になり、他の食べ物も吸着して膨れるため、満腹感を得る事ができます。
そして、食べ物を送る速度も穏やかにしてくれます。
イヌリンには、腹持ちを良くして過食や間食を抑え、さらに便通を良くする働きがあり、ダイエットに効果があります。
コレステロールのコントロール
水溶性食物繊維であるイヌリンは消化器官を通過する時に消化酵素に分解されません。
そして毒素や脂肪、コレステロールを取り込んで吸収をしないように働くため、中性脂肪値、悪玉コレステロール値を下げたり、血糖値をコントロールして、心臓病、高血圧やメタボリック症候群のリスクを減少してくれます。
整腸作用
便秘改善にも効果があります。
イヌリンは、腸内で水分を吸収するとゲル状になる水溶性食物繊維です。
そのため、腸のぜんどう運動を促し、便を排出しやすくさせます。
また、イヌリンは、腸内で分解するとフラクトオリゴ糖となって、善玉菌のエサとなるため、便秘の改善効果、腸内環境を整える作用があります。
さらに、イヌリンはおなかの中のビフィズス菌を増やし、おなかの調子を整え、お通じの習慣を改善するという効果があります。
サラシア配合
サラシアの人気
近年の研究で様々なことが分かり、WHOも認めた事で人気が急上昇している成分です。
その人気の「サラシア」は、もともと数千年もの前から現代に伝わる「アーユルヴェーダ」と呼ばれるインドやスリランカの伝承医学で使用されるハーブです。
日本国内の臨床試験により多数の健康作用が証明されています。
・血糖値の上昇抑制
・糖質の吸収抑制
・腸内環境の改善
・ダイエット効果
・メタボ解消効果
・肝機能改善
・免疫機能改善
・整腸効果
血糖値の上昇を抑える効果
サラシアには、サラシノール、コタラノールという成分が含まれています。
これらは糖質を糖に分解するα-グルコシダーゼの働きを阻害する働きがあり、血糖値の上昇を抑制する効果があります。
ごはん・パン・パスタなどの炭水化物や甘いものなどの糖質は、腸管にある酵素α-グルコシダーゼによって分解されて吸収されます。
サラシアはこの腸管にある酵素の働きを阻害するので 体内への糖分の吸収を最小限に抑え余分な糖が体脂肪として蓄積されるのを防ぎます。
すでにある脂肪を分解
サラシアには、腸で脂肪代謝酵素を阻害し、脂肪の吸収を抑える働きがあります。
さらに、体内の脂肪組織に蓄積された脂肪の分解を促す働きがあります。
便秘解消効果
サラシアの有効成分により、分解されず腸に残ったオリゴ糖などの二糖類以上の糖は、腸内の善玉菌の栄養源になります。
善玉菌が増えることで腸内環境が整い、便秘の解消に役立ちます。
シミやシワ解消効果
サラシアにはシミやシワなどの発生を促す活性酸素をすみやかに消去する強力な抗酸化成分、ポリフェノール類などが含まれています。
サラシアをとり続けることで、気になるお肌のトラブルも解消されます。
ビワ茶配合
含まれる主な成分は、コロソリン酸、アミグダリン、タンニン、サポニン、クエン酸です。
コロソリン酸
びわ茶にはインスリンと似た働きをする「コロソリン酸」が含まれているのが特徴です。
インスリンは、血糖値のコントロールをする役割を担っているホルモンです。
コロソリン酸は、糖の吸収を調整し、血糖値を下げる働きがあります。
アミグダリン
抗酸化作用がとても優れているため美容やダイエット効果が高いと言われています。
タンニン
・タンニンは抗酸化作用と、血中のコレステロール値を減少させる効果があり、血液をサラサラにし、むくみ発生の原因である血流の悪さを改善します。
・血流が改善することで、全身のすみずみまで栄養素が行き渡るようになります。
サポニン
次のような効能があります。
・めぐり・むくみ・冷え状改善
・新陳代謝促進
・便秘解消
・美肌効果
・抗酸化作用
サポニンの効果
次のような効果があります。
・血中のコレステロールを減少させ、血液をサラサラにしてくれる効果
・血流改善効果により、めぐりやむくみの改善、冷え性改善をサポート
・血流が改善すると、全身の新陳代謝が活発になり、不要な老廃物が早く排出されるようになります。
・血流が改善することで、全身のすみずみまで栄養素が行き渡るようになります。他の成分も体やお肌の細部まで届くようになり、成分の効果がいっそう高まることが期待されます。
・便通をよくして腸内環境を改善する働きがあるので、便秘解消や美肌効果がとても期待できます。
・強い抗酸化作用があり、体内で過酸化脂質がつくられるのを抑制する働きがあります。
・血管に付着した脂質を除去する働きや中性脂肪を低下させる効果があり、肥満防止に効果を発揮します。
クエン酸
クエン酸回路
人間の体内では、常にエネルギーがつくり出されています。
糖質や脂質、たんぱく質をエネルギーに変える過程を「TCA回路」と呼びますが、これは「クエン酸回路」とも呼ばれています。
この回路では、これらの三大栄養素(糖質や脂質、たんぱく質)が酵素の働きで「アセチルCoA」という物質になります。
さらに酵素の力を借りて、「クエン酸」になり、やがて燃焼されてエネルギーとなります。
クエン酸回路が回れば回るほど、エネルギーがつくり出されます。
三大栄養素(糖質や脂質、たんぱく質)は酸素が供給される肝臓などで、クエン酸回路によってエネルギーと水と二酸化炭素に分解されます。
酸素が十分に供給されない筋肉では、「乳酸」という疲労物質が溜まることがあります。
このとき、クエン酸を摂ると糖質の代謝が促され、筋肉に溜まった乳酸の分解を助け、疲労回復につながります。
疲れやすい人や、筋肉痛がある人、肩こりがひどい人、なんとなくだるい人はクエン酸を摂ることで症状が改善されます。
運動時などに生成される疲労物質の乳酸を分解して、疲労回復を早める働きがあります。
キレート作用
クエン酸は身体に吸収されにくいカルシウムやマグネシウム、鉄、亜鉛などの脂溶性のミネラルを水溶性に変え、吸収を良くします。これをキレート作用といいます。
血流改善効果
クエン酸には血流を改善する働きもあります。
血液中のカルシウムとくっつくことで血小板や白血球の動きを適度に抑え、血液をサラサラにする効果が期待されています。
その他の効果
クエン酸は肩こり・腰痛の予防や、抗菌・抗ウイルスにも高い効果があります。
アイスプラント配合
ピニトール含有
血糖値調整作用に優れている他、不妊症改善効果もあるとされています。
インシュリン活性が向上することで、速やかな疲労回復と運動能力の向上も期待できます。
中性脂肪の増加を防ぐ効果
アイスプラントに含まれているミオイノシトールには、中性脂肪の抑制、内臓脂肪の抑制効果があると言われています。
β-カロテンが豊富
β-カロテンは目に必要な成分です。
目の健康だけでなく、皮膚や粘膜を正常に保つ働きもあり、β-カロテンが不足すると皮膚や爪がボロボロになってしまいます。
β-カロテンは体内でビタミンAとして働き、皮膚や粘膜を丈夫にして免疫力を高めます。
また、体内で発生する活性酸素を抑制し、お肌や若々しい体作りをサポートしてくれます。
クエン酸が豊富
アイスプラントには、クエン酸が豊富に含まれています。
カリウムが豊富
NMF(天然保湿因子)の構成成分です。
また、余分な水分を排出し、バランスを保ちます。
ナトリウム(塩分)の排泄を促す効能があり、高血圧の予防やむくみの解消に効果的です。
また、細胞内の酵素反応を調節する役割があり、筋肉でのエネルギーづくりにも関与していて、カリウムが不足すると筋肉の働きが低下します。
夏場に大量の汗をかくと、カリウムが汗とともに排出されて、低カリウム血症が起こり、疲れやすくなったり、無気力になったりすることがあります。
なお、摂り過ぎたカリウムは尿といっしょに排出されるので、過剰症の心配はありません。
マグネシウムが豊富
骨の重要な成分
カルシウムを骨に定着させるのがマグネシウムです。
マグネシウムが足りないとカルシウムは無駄になってしまいます。
骨の正常な代謝を維持します。
カルシウムとともに骨や歯の発育や強化をうながす重要な役割を担うミネラルです。
マグネシウムは、汗で流れ出てしまったり、年齢を重ねると体にため込むことができる量が減ってしまうと言われています。
筋肉をリラックスさせたり、エネルギーの変換に関わっていると言われています。
美肌効果
マグネシウムはNMF(天然保湿因子)の構成成分です。
また、敏感肌な人ほど、体内のマグネシウムが不足している場合があります。
それは、マグネシウムが少ないと細胞がうまく分裂できず、皮膚のバリア機能も構築しにくくなるためです。
マグネシウムは細胞が分裂したり、また細胞が分化して角質層になるためにも必要なミネラルです。
また、敏感肌や乾燥肌の人は、皮膚がかゆくなって掻いてしまうことが多いです。
そして、掻けば掻くほどかゆみはひどくなります。
これは、ヒスタミンというかゆみを引き起こす神経伝達物質の放出が止まらなくなるからです。
このヒスタミンの放出を抑えるのにも、マグネシウムは関与しています。
その他の効果
マグネシウムが不足すると筋肉のけいれんを引き起こす場合があります。
マグネシウムは体内にある300種類以上の酵素の働きやエネルギーの産生を助けています。
また、血液循環を維持するために働くほか、神経の興奮を抑える、体温や血圧を調整する、筋肉の収縮などの非常に重要な働きにも関わっています。
海外の研究では、マグネシウム不足が月経前症候群(PMS)に伴う、イライラなどの情緒不安定に関係しているのではないかと言われています。
桑の葉配合
特有成分が糖をコントロールしてくれるため、甘い物や炭水化物が好きな方におすすめです。
桑の葉の効能は次の通りです。
・糖質の代謝を促進
・脂肪の燃焼を促進
・新陳代謝の促進
・むくみ解消
・リラックス作用
・便秘解消
・肌荒れ予防
・血糖値上昇を抑える効果
・血流の改善効果
桑の葉は次の成分を豊富に含んでいます。
・1-デオキシノジリマイシン(DNJ)
・クエルセチンマロニルグルコシド
・ルチン
・イソクエルシトリン
・γ-アミノ酪酸【ギャバ(GABA)】
・ビタミンA
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・葉酸
・ビタミンC
・β-カロテン
・カルシウム
・マグネシウム
・カリウム
・鉄分
・亜鉛
・食物繊維
1-デオキシノジリマイシン(DNJ)
桑の葉の特有成分です。
DNJには血糖値を抑える働きがあります。
血糖値は、ごはんやパンなどの糖質が消化酵素の働きでブドウ糖に分解され、小腸から血液中に吸収されるときに一時的に上昇します。
このときすい臓から分泌されるインスリンが働き、ブドウ糖が血液から細胞に取り込まれ、血糖値が下がる仕組みになっています。
1-デオキシノジリマイシン(DNJ)は、糖質をブドウ糖に分解するα-グルコシダーゼという酵素の働きを阻害し、ブドウ糖の体内への吸収を抑える働きをします。
この働きによって食後に起こる血糖値の上昇を抑えることができます。
クエルセチンマロニルグルコシド
桑の葉に含まれるフラボノイドです。
優れた抗酸化作用を持ち、血流の改善や代謝の健全化などの効果があります。
ルチン
血管強化・血流改善に優れた効果
ルチンはコラーゲンをつくるビタミンCの働きを助けて、毛細血管を丈夫にする働きがあります。
血管の弾力性を維持し、若さを保つ上でコラーゲンは重要な役割をしています。また、血管中のコラーゲンは血管壁に生じた傷の修復にも働きます。
コラーゲンの生成がうまくいかなくなると、血管中のコラーゲンも変性し、血管の弾力が失われるほか、傷の修復もうまくいかなくなります。
また、ルチンには毛細血管の収縮作用があり、血流改善に優れた効果があります。
イソクエルシトリン
水分代謝を活発にしてくれるので、むくみに効果があります。
γ-アミノ酪酸【ギャバ(GABA)】
アミノ酸の一種です。
ストレス社会で頑張る女性の健康に役立つ注目成分です。
リラックス作用
GABAは、脳内に多く存在する抑制性神経伝達物質で、脳の酸素供給量を増やして脳細胞を活性化する働きがあり、精神安定作用、不眠、イライラなどの改善に効果があるといわれ、リラックス効果が得られます。
血圧正常化
また、老廃物などを血液中からろ過し、尿として排泄する腎臓の働きを活性化することで、利尿作用を促し、血圧を低下させて正常にする効果があります。
この作用は、特定健康保健用食品(トクホ)の機能の1つとして承認されています。
ダイエット効果
さらに、肝臓の働きを活発にしてアルコール代謝を促進させたり、内臓機能を活性化して基礎代謝を高める一方、血液中のコレステロールや中性脂肪を抑制する働きがあることから、肥満や糖尿病の予防や改善への効果が期待されています。
その他の効果
その他、脳の血流量や酸素供給量を増やし、脳の代謝・機能を活性化する働きがあります。
ビタミンA
ビタミンAは肌の修正や再生に必要な成分であることから、美肌効果が期待できると言われています。
ビタミンAの主要な成分であるレチノールには、目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働きがあります。
ビタミンAが不足すると、夜盲症(暗いところで物が見えづらくなること)になると言われています。
これは、網膜にあるロドプシンという明暗を感じる物質(視覚色素)が、ビタミンAから作られるためです。
また、ビタミンAは体内で発生する活性酸素から、からだを守る働きがあり、若さと健康を保つことができます。
ビタミンAが十分でない場合には、ビタミンB、ビタミンE、ビタミンD、カルシウム、リン、亜鉛はその効果が発揮されません。
栄養素の潤滑油としても、ビタミンAを摂取することは重要です。
ビタミンB1
次のような効能があります。
・皮膚や粘膜の健康維持を助ける働き
・糖質をエネルギーに変えて疲れにくくする働き
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える働き(糖質の代謝を促進)があります。
体内で糖質をエネルギーに変えるとき、酵素の働きが必要になります。
この酵素がしっかりと機能するには補酵素が不可欠で、ビタミンB1は補酵素の働きを果たしています。
糖質代謝を促す酵素はアミノ酸だけからなる純タンパク質(アポ酵素)で、この酵素の働きを助ける補酵素がなければ、糖質をエネルギーに変えることはできません。
・乳酸を分解して筋肉の疲れをやわらげる働き
ビタミンB1が不足すると、糖質がきちんと代謝できず、体内に乳酸などの疲労物質が蓄積され、疲れやすくなったり、筋肉痛を起こしやすくなったりします。これが肩こりの原因になると言われています。
ビタミンB1が不足した場合
ビタミンB1が不足すると、イライラなどの症状や集中力の低下、さらに食欲不振、全身の倦怠感、手足のむくみやしびれ、動悸、息切れ、筋肉痛、脚気などがあらわれます。
また、脳には、血管収縮作用によって脳を活性化させるセロトニンという物質がありますが、ビタミンB1が欠乏することで、セロトニン代謝が正常に行われず、脳の機能がうまく作動せず、気力減退や慢性的な眠気を引き起こします。
ビタミンB2
次のような効能があります。
皮膚や粘膜の健康維持を助ける
美容のビタミンとも呼ばれ、皮膚や粘膜を保護し、肌・爪・髪の発育や体全体の抵抗力を強め、成長と生殖を助ける働きをします。
ヒアルロン酸の持つ保水力を高める働き
みずみずしい肌をキープするのにも必須のビタミンです。
脂肪の代謝を助ける(脂肪の燃焼を促進)
脂肪を燃やしてエネルギーに変えるときに、補酵素として働きます。
脂肪が多い食べ物を多くとった時には、ビタミンB2も多めに摂ると、脂肪が次々と燃焼されるので、脂肪太りのダイエットには大きな効果があります。
血液サラサラ効果
体内の活性酸素と結びつくことで生まれる有害物質である過酸化脂質の分解に作用して、コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。
ビタミンEは過酸化脂質ができるのを防ぐ働きを持っていますが、ビタミンB2はつくられた有害な過酸化脂質を分解・消去するのに役立ちます。
ビタミンB2が不足した場合
不足すると、口内炎など粘膜のトラブルや皮膚炎があらわれます。
葉酸
葉酸は丈夫な血管やきれいな血液づくりを支えます。
葉酸はビタミンB12とともに、補酵素として、赤血球をつくりだす働きがあります。
赤血球は4ヶ月で死滅しますが、新しい赤血球をつくるのに葉酸が足りないと、正常な赤血球ができず、悪性貧血になります。
悪性貧血とは鉄分不足の貧血と違い、立ちくらみやめまいなどの症状のほかに、胃腸障害や頭痛、倦怠感などを引き起こし、症状が進行すると、神経障害や知覚障害などを引き起こすことがあります。
また、葉酸はアンチエイジングをサポートします。
代謝に関与していて、たんぱく質の生合成を促進します。
たんぱく質は全ての体内組織の原料となるので、新しくて良質のたんぱく質が増えればみずみずしい肌を保てます。
くすみやしわを抑え、美肌をもたらしてくれます。
葉酸は、体内で活性酸素を生み出す物質であるホモシステインと結びつき、活性酸素の増加をストップし、血液の流れをスムーズにします。
血液の流れがスムーズになると「むくみ」や「冷え性」なども改善されます。
葉酸は赤血球をつくりだす働きがあり貧血予防に効果があるため、PMS (月経前症候群)にも効果的です。
また、子宮環境を良好に保つために欠かせない栄養素です。
受精卵の細胞分裂を助ける、子宮内膜の環境を良くし着床を促進する、流産リスクを低減する、胎児の神経管閉塞障害の発症リスクを低減する等の働きがあります。
葉酸はたんぱく質や細胞の新生に必要な核酸(DNA、RNA)をつくるのに重要な役割を果たしています。
核酸は細胞の核にあたり、遺伝情報を保有していて、遺伝情報にそってからだをつくるよう指令をだす生命の根幹です。
胎児が発育する妊娠中や、乳児を育てる授乳中には、必要不可欠です。
特に、妊娠初期に葉酸を適切に摂取することで、胎児の神経管欠損という先天異常のリスクが軽減されます。
ビタミンC
コラーゲンを摂るときに重要な成分がビタミンCです。
ビタミンCはコラーゲンの再合成を促進する働きがあります(コラーゲン生成補助)ので、さらに肌のハリや弾力、潤い、しなやかさを保つ効果が期待できます。
また、ビタミンCには、強い抗酸化作用があるので、メラニン色素の生成を抑えて、日焼けによるシミやソバカスを防ぐ働きがあります。
さらに、鉄分の吸収を良くする働きもあります。(鉄分に作用して、吸収されやすい形へと変化させます)
さらに、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きもあります。
カルシウム
美肌効果
カルシウムはNMF(天然保湿因子)の構成成分です。
また、カルシウムで新陳代謝が促進されます。
新しい皮膚細胞が成熟し、表皮の角質に成長するときにカルシウムが必要とされます。
カルシウムが充実していると、新しいお肌への生まれ変わりが活発になり、若々しく滑らかな表皮を保つことが出来ます。
骨や歯の材料
カルシウムは骨や歯の材料となります。
体内にあるカルシウムのうち99%は骨や歯にある「貯蔵カルシウム」で、1%は血液や筋肉、神経系に含まれる「機能カルシウム」です。
貯蔵カルシウムと機能カルシウムは相互関係があります。
機能カルシウムは血液中に溶け込んで血液凝固や精神安定の働きをしたり、筋肉の働きをサポートします。
機能カルシウムが不足すると、骨にある貯蔵カルシウムが放出されて、血中カルシウム濃度が一定に保たれます。
カルシウムの不足が続くと、骨にあるカルシウムが減少し、骨密度が低下し、骨折や骨軟化症、骨粗しょう症を起こしやすくなります。
成長期であれば、歯の質が悪くなったり、あごの発達が遅れます。
また、閉経前後の女性は骨代謝をうながすエストロゲンが減少するため、骨が弱くなります。
血中のカルシウム調節がうまくいかず、胃から多く溶け出してしまうようになり、骨に含まれるカルシウム量が減ってしまいます。
骨の老化の原因
骨の老化は若くても引き起こります。
過度のダイエット
ダイエットの頻度が多いほど骨密度は減少するというデータがあります。
運動不足
運動不足が続くと破骨細胞が活性化し、骨密度が低下していきます。
過度の運動トレーニング
激しすぎる運動は乳酸等の有機酸を増加させ、骨からカルシウムが流出してしまいます。
栄養バランスの悪い食事
塩分の摂りすぎはカルシウムの排出を増加させてしまいます。
その他の作用
カルシウム不足はイライラの原因になったり、肩こりや腰痛を起こしやすくなります。
また、血行と血液の状態にも影響を及ぼし、高血圧や動脈硬化の原因にもなります。
この他にも、カルシウムは神経伝達物質をコントロールしたり、筋肉を収縮させたり、血液の凝固を促したり、ホルモンや唾液、胃液などの分泌に関わっています。
カルシウムとマグネシウムの関係
カルシウムと深い関係にあるのがマグネシウムです。
カルシウムは筋肉細胞に出入りして、筋肉を収縮させたり弛緩させたりしています。
このとき、マグネシウムが不足すると、カルシウムが筋肉細胞に入り過ぎて、けいれんや震えを起こしてしまいます。
また、イライラして怒りっぽくなると言われています。
カルシウムは過剰に摂り過ぎても、腎臓でろ過されるためて尿とともに排出されるので、それほど心配はありません。
しかし、カルシウムを摂れば摂るほど、マグネシウムも消費されるので、バランスを考えて摂る必要があります。
理想的な、カルシウムとマグネシウムのバランスは2対1くらいです。
鉄分
赤血球の成分となって全身に酸素を運ぶ
鉄分の働きは血液に乗って全身に酸素を運ぶことです。
鉄は赤血球の血色素「ヘモグロビン」や、筋肉の「ミオグロビン」などの構成性成分となり、体内で酸素を運搬する役割を担っています。
体力の回復を早めたい方、特に鉄分が気になる女性の方に必要な栄養素です。
鉄は赤血球を作るのに必要な栄養素です。
体内の鉄分が不足すると全身への酸素供給が不足し、体がだるい、疲れやすいと感じやすくなります。
活性酸素を除去して老化を抑制する効果、体内の免疫機能の維持などの効果があり、妊娠する体をつくる重要な栄養素でもあります。
体内の鉄は、ヘモグロビンやミオグロビンのように、酸素の運搬役としての役割を果たしている「機能鉄」の他に、肝臓や脾臓、骨髄などに貯蔵されている「貯蔵鉄」があります。
機能鉄が不足すると、それを補うために貯蔵鉄が利用されます。
これが少なくなると、鉄欠乏による貧血を起こします。
血液検査で貧血と診断されなくても、この貯蔵鉄が減少している状態の人も多いと言われています。
男性や閉経後の女性には、貧血はほとんど見られないのですが、月経のある年代の女性や妊娠中の方は、欠乏しやすいので注意が必要です。
コラーゲンの再合成
鉄はたんぱく質の一種であるコラーゲンの合成にかかわっています。
肌や髪、爪の質の低下はたんぱく質だけでなく、鉄不足が原因の場合が多いといわれています。
コラーゲンは体内に入るときに分解されてしまうのですが、それを再合成するときに鉄が必要です。
また、ニキビや湿疹ができやすいのも、鉄欠乏が原因している場合があります。
亜鉛
亜鉛は新陳代謝に関わっていて、肌のターンオーバーを促進します。
体内で新たな細胞をつくるために必要な酵素の成分であり、200種類以上の酵素に含まれる成分です。
細胞の生まれ変わりや糖質のエネルギー化、インスリンの合成、免疫力を高めるなど、役割は多岐にわたっています。
細胞の新生を活発にさせ、骨や皮膚の発育を促す働きがあります。
体に貯蔵しておく事が出来ないため、1日の中でバランス良く摂取することが大切です。
様々な酵素を作り出すサポートしたり、タンパク質の合成、疲労回復や免疫力強化にも関わる万能ミネラルです。
亜鉛が不足した場合
不足してしまうと、新陳代謝のサイクルが遅れるため、肌がカサつく他、脱毛、フケなどが起こります。
また、脳の機能が低下し、記憶力が悪くなることもあります。
特に味覚細胞は寿命が短く、10~12日で新たな細胞に変わるため、不足すると代謝ができず、食べ物の味がわからなくなります。
また、性ホルモンの分泌にも関係しています。
不足すると、女性の場合は生理不順などの原因になります。
食物繊維
次のような効果があります。
・糖質の吸収を穏やかにして血糖値の上昇を抑える。
・不要な物質や有害な物質を吸着して体外に排出する。
・腸のぜん動運動を促進してスムーズな排便を促す。
・満腹感を得やすくして食べ過ぎを防ぐ。
・腸内の善玉菌を増やして腸内環境をよくする。
HMB配合
プロテイン(タンパク質)は体に吸収されるまでには分解・代謝を経てようやく吸収できる代謝物へと変化していきます。
その吸収できる最終代謝物がHMBです。
※プロテイン(タンパク質)→ペプチド→アミノ酸(ロイシン)
ロイシン→HMB→体に吸収されて筋肉に
プロテイン等のタンパク質に含まれる必須アミノ酸の一種であるロイシン。
このロイシンが代謝されてできるのが、HMBです。
このHMBが筋肉を効果的につくるサポートをします。
しかしながらHMBを体内で1g生合成するには、約20gものロイシンが必要となりますので、HMBそのものを摂取する方が効率的だといわれています。
よく言われる例えで、プロテイン10杯分などと言われています。
HMBを直接的に摂取できる【イヌリンとHMB】はとても効率的です。
HMBを毎日摂取することで基礎代謝を高める働きが期待されるのでより効率よくダイエットが行えます。
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