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ケトン食【注意点】【運営者みみ】美容とダイエットと健康に関するブログ

用語説明
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≪ケトン食≫

 

難しくない?ケトン食

ケトン食療法は、糖質(炭水化物)を減らし、脂肪を増やした食事で、脂肪が分解されてケトン体が体内で作られることで効果が発揮されます。

簡単にいうと、主食になるようなご飯やパン、パスタ、果実などは出来るだけ食べないようにして、砂糖の代わりに人工甘味料を使用します。

また、主菜になるような卵、豆腐、肉、魚をメインにし、脂肪(植物油やマヨネーズなど)を添加します。

 

≪ケトン比の算出方法≫

ケトン比=脂肪:非脂肪(たんぱく質+炭水化物)

計算式に変換すると

ケトン比=脂質(g)÷【たんぱく質(g)+炭水化物(g)】:1

 

≪準備するもの≫

・デジタルキッチンスケール(1gまで計量できるもの)

・日本食品標準成分表

※ケトン食はきちんと計量することが大切です。

 

それでは、ケトン食を試みるにあたって注意点や副作用についてご紹介します。

 

≪ケトン食の禁忌≫

 

脂肪酸代謝異常

ケトン食が重篤な事態を招く疾患としてもっとも知られているのが、先天性の脂肪酸代謝異常症です。

長鎖脂肪酸からアセチル-CoAに至るまでのいずれかの酵素の先天的な異常があれば、脂肪酸の代謝がとどこおります。

この場合の代替エネルギー代謝は炭水化物や糖原性のアミノ酸から得られます。

このような病気の方に高脂肪、低たんぱく、低炭水化物のケトン食を行えば、重篤な状態となります。

 

 

カルニチン欠乏症

脂肪酸代謝経路に先天性の異常がなくても、抗てんかん薬であるバルプロ酸や、有機酸代謝異常症でカルニチンが消費されている状況では、脂肪酸代謝異常症と同様の状況が二次的に作られます。

このような状態でのケトン食はカルニチンの補充などを行いつつ、厳重な管理のもとで行う必要があります。

 

ケトン体産生異常

脂肪酸からアセチル-CoAまでの代謝は正常であっても、アセチル-CoAからケトン体産生に至る経路に異常がある場合も問題です。

ケトン体は脳神経細胞の第2のエネルギー源であり、ケトン体に切り替えると、第1のエネルギー源であるグルコースからケトン体への依存が高まります。

ところが、ケトン体の産生ができないので、当然のごとく脳神経細胞のエネルギー不足が引き起こされてしまいます。

 

ピルビン酸カルボキラーゼ欠損症

ピルビン酸カルボキラーゼは、ピルビン酸から糖新生に必要な酵素です。

この酵素が欠損すると糖の産生は低下し、またアセチル-CoAがTCAサイクルに利用されずケトン産生が亢進します。

その結果この酵素欠損患者に対してケトン食を始めると、著名な低血糖とケトアドーシスが予測されます。

 

※ケトアシドーシス

血中のケトン体が急に上昇することでケトアシドーシスという状態になり、嘔吐、腹痛、脱水症状などを引き起こし、進行すると意識障害や昏睡を起こして死に至る可能性があります。

該当される方は、かかりつけの医療機関にご相談ください。

 

ポルフィリア

ポルフィリアもケトン食の禁忌です。

この疾患はヘムの生合成異常症で、その中でももっとも多い急性間欠性ポルフィリアは飢餓で惹起され、発作の治療は炭水化物の投与です。

そのため、ケトン食はポルフィリアの発作を悪化させます。

 

 

≪ケトン食の副作用≫

ケトン食に精通した医師や栄養士のもとでしっかりと管理されていれば、ケトン食は通常は大きな副作用の心配はありません。

しかし、ある種の先天代謝異常症や、薬物の併用によって重篤な副作用のリスクがあります。

また、長期にわたりケトン食を行った場合の長期的な副作用に関しては、データが少ないのが現状です。

ケトン食療法は、副作用がないと考えている方もいると思われますが、実際には、死亡例を含むさまざまな合併症の危険性があり、医師の管理を離れてケトン食療法を行うことは危険という意見もあります。

 

用語の説明

 ≪ケトーシス≫

ケトーシスとは血中のケトンが増加した状態のことです。

 

アシドーシス≫

血液が酸性に傾いた状態のことです。

 

 

副作用1≪脱水≫

ケト―シスでは口渇感が抑制されるので、水分を十分摂取できているか、注意が必要です。

脱水が生じた場合には、低血糖でなければ、糖分の入っていない輸液を行うこととなります。

 

副作用2≪悪心・嘔吐・下痢・便秘≫

脱水に次いで多いのが、悪心・嘔吐、下痢、便秘といった消化器症状です。

消化器症状は、ケトン食療法を続けられるか否かを左右する重要な症状です。

 

≪悪心・嘔吐≫

悪心・嘔吐の第1の原因は、過剰なケト―シスやアシドーシスです。

過剰なケト―シスでは、嘔吐はしなくても食欲が落ちて摂食できないこともあります。

嘔吐を生じる第2の原因は胃食道逆流の悪化です。

 

≪下痢・便秘≫

絶食をしなくても、便秘や下痢といった消化器症状は出現します。

ケトン食療法は、食事量・食物繊維の量が減り、脂肪量が増えるため、便秘が起こりやすいものです。

食物繊維を多く含んだ野菜をとり、水分を十分に摂取する必要があります。

逆にMCTオイルは下痢が作用として多く、逆にMCTオイルの追加・増量で便秘が改善することもあります。

欧米の症例報告では、古典的ケトン食の副作用として下痢の報告は少ないといわれています。

しかし、韓国や台湾の報告では30%以上の高頻度で認められ、消化器系の副作用で最多です。

こうした国による違いが生じる理由として、もともと脂肪摂取量が少なく、脂肪吸収経路が未発達であること、不耐症となっていることが考えられています。

 

 

副作用3≪低血糖≫

低血糖の症状は、反応性の低下や顔面蒼白、発汗などです。

重篤な低血糖の報告はまれですが、低血糖とアシドーシス、昏睡をきたした報告もあります。

 

副作用4≪過剰なケトーシス≫

ケトン食導入時に、特に絶食を行ってケトン体が過剰に産生されたとき、ケト―シスが強くなり過ぎることがあります。

症状は、浅く速い呼吸、易刺激性、頻脈、顔面紅潮、疲労感、倦怠感、嘔吐などです。

 

副作用5≪眠気≫

眠気をきたす原因としては、低血糖や過剰なケト―シス、抗てんかん薬中毒があります。

 

≪ケトン食で得られる健康効果その1≫【アルツハイマー病】

 

MCTオイル(中鎖脂肪酸油)によるケトン体

 

中鎖脂肪酸油とは?

肉の脂身などに多く含まれる長鎖脂肪酸の消化・吸収プロセスは、体に吸収された後、リンパ管、静脈を通って脂肪組織や筋肉、肝臓に運ばれ、いったん貯蔵されてから、必要に応じてエネルギーになります。

摂り過ぎれば当然、脂肪として体に蓄積されてしまいます。

ところが、中鎖脂肪酸は一般のサラダ油などの長鎖脂肪酸とは体内での消化吸収の回路が異なり、肝臓で代謝されてすぐにケトン体に分解され、効率よく脳や筋肉のエネルギー源となります。

 

中鎖脂肪酸の特徴

中鎖脂肪酸は、分子の鎖が長鎖脂肪酸の約半分であるため、消化・吸収のスピードが速く、すぐに燃焼してエネルギーとして使われます。

そのため、体に蓄積されにくいという嬉しい特徴があります。

中鎖脂肪酸は、血液を循環せずに直接肝臓に送られるため、長鎖脂肪酸の4倍の速さで吸収、10倍の速さでエネルギーに変換されます。

 

中鎖脂肪酸の効果

中鎖脂肪酸は次のとおり多くの効果があります。

[wp-svg-icons icon=”checkmark-2″ wrap=”span”]脳を活性化するケトン体になる

[wp-svg-icons icon=”checkmark-2″ wrap=”span”]体内ですぐにエネルギーになる。

[wp-svg-icons icon=”checkmark-2″ wrap=”span”]免疫力アップ

[wp-svg-icons icon=”checkmark-2″ wrap=”span”]基礎代謝アップ

[wp-svg-icons icon=”checkmark-2″ wrap=”span”]脂肪として蓄積されにくい脂肪酸

[wp-svg-icons icon=”checkmark-2″ wrap=”span”]すでについてしまった体脂肪を燃えやすくする

[wp-svg-icons icon=”checkmark-2″ wrap=”span”]冷え性改善

[wp-svg-icons icon=”checkmark-2″ wrap=”span”]便秘改善

 

アルツハイマー病と3型糖尿病

アルツハイマー病の問題は、脳が効率的にブドウ糖を利用できず、エネルギーを得ることができなくなっていることです。

そうなると、エネルギーがきちんと脳細胞に届かないため、脳細胞は飢餓状態になり、どんどん死んで数が減ってしまいます。

その結果、脳はしだいに萎縮して認知症に至ると考えられています。

ブドウ糖をエネルギー源に使えないというのは、糖尿病と共通した状態です。

糖尿病の場合は、血管の中には糖がたくさん流れているのに、それを細胞に取り入れることができません。

インスリンの作用があると糖を細胞に取り入れることができるのですが、糖尿病の人ではインスリンの作用が弱くなってしまっているので、糖が細胞の中に入っていけません。

すると、細胞の中は飢餓状態に陥ります。

その結果、体重もどんどん落ちて、やせ細ってしまうのです。

 

アルツハイマー病の人も、脳の細胞に糖が入り込めないので、脳細胞はガス欠になり、エネルギーを補給できない細胞は死んでしまうのです。

これが、アルツハイマー病が「3型糖尿病」と呼ばれる理由です。

アルツハイマー病は、その症状が出る20年前から脳の変化が始まるといわれています。

40歳くらいから兆候があり、ゆっくり精神機能が後退して、60歳を超えてから発症する場合が多いのです。

 

ケトン体の優れたパワー!脳に栄養補給

脳は代謝活動が活発な臓器なので、寝ている時でさえエネルギー補給が必要になります。

そのため、エネルギー補給が滞れば、脳の血液中のブドウ糖量は下がり、脳は生きるためにそれに代わるエネルギー源を必要とします。

ブドウ糖の代わりに形成されたエネルギー源はケトン体と呼ばれます。

ケトン体とは、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸、アセトンの総称で、特に脳に栄養を与えるために肝臓で作られる特別なエネルギー燃料です。

肝臓で蓄えられた中鎖脂肪酸が分解され、ケトン体という物質になります。

肝臓でブドウ糖やケトン体ができる仕組みは、次の通りです。

 

(糖質を摂取した場合)

糖質→消化吸収→グリコーゲン→ブドウ糖

 

(たんぱく質を摂取した場合)

たんぱく質→消化吸収→アミノ酸→ブドウ糖

 

(中鎖脂肪酸を摂取した場合)

中鎖脂肪酸→ケトン体

 

糖質もたんぱく質も肝臓で分解されてブドウ糖になりますが、脂質の中では中鎖脂肪酸だけがケトン体に分解され、ブドウ糖に代わる脳のエネルギー源となります。

血中のブドウ糖濃度が低くなるとケトン体が作られるのですが、食事をとればブドウ糖濃度が回復してケトン体の産生が減少します。

このように、脳はブドウ糖かケトン体のどちらかが供給されて、常にエネルギーを維持しようと活動しているのです。

 

中鎖脂肪酸がケトン体の生成に非常に有効!

アルツハイマー病にかかった脳細胞は、エネルギー源であるブドウ糖を利用できなくなります。

十分なエネルギー源を供給されない脳は、少しずつ変性を起こして病気が進行していきますが、ブドウ糖が利用できなくても、代わりにケトン体が継続的に利用できれば、脳に必要なエネルギーが確保されるのです。

アルツハイマー病の脳の栄養を糖ではなく、ケトン体からとる方法です。

このケトン体は、ブドウ糖の主な材料である炭水化物の摂取が少ないときに作られます。

炭水化物ダイエットは、そもそも肥満や糖尿病の治療を目的として炭水化物を制限する食餌療法で、糖質制限ダイエットとも呼ばれています。

過度の糖質制限を長期的に行うことはさまざまなリスクを伴うという調査結果もあり、十分なたんぱく質と、適度な低血糖治療が必要です。

炭水化物の代わりに、必要なカロリーや栄養素をたんぱく質と脂肪から得る方法で、ケトン療法とも呼ばれています。

そうすると体内で脂肪が効率よくケトン体に変換されるようになります。

 

炭水化物を減らしてケトン体を増やす方法がよく知られていますが、中鎖脂肪酸をとることでケトン体を増やすことができます。

中鎖脂肪酸は腸で吸収されるとすぐにケトン体に変えられ、アルツハイマー病の脳の栄養源になるのです。

日常的に中鎖脂肪酸をとることで、ケトン体が産生され、それが脳の細胞に届くことによって、3型糖尿病であるアルツハイマー病の進行を抑止、予防につながります。

中鎖脂肪酸は、他の脂質とは違う仕組みで消化され、脳によい影響を与えるので、アルツハイマー病に効果的といわれています。

 

老化や病気の原因の活性酸素から体を守る効果も!

ケトン体には、老化を促進するといわれている活性酸素から身を守る働きがあります。

人の体は酸素を使って栄養素を燃やし、エネルギーを作り出していますが、約2%が強い酸化作用をもつ活性酸素に変化してしまいます。

細胞膜の脂質を酸化させ、細胞内の遺伝子をサビつかせる活性酸素を除去する成分が、ケトン体を構成する主成分β-ヒドロキシ酪酸というものです。

このβ-ヒドロキシ酪酸が、サビから体を守る抗酸化酵素を活性化させるという論文が発表されています。

活性酸素の害から身を守るという点からも、中鎖脂肪酸は注目されています。

脳内のアセチルコリンという神経伝達物質の減少がアルツハイマー型認知症の発病に関係していることがわかり、また、この病気の人にみられる脳・神経細胞の萎縮(いしゅく)や脱落は、活性酸素の害が影響を及ぼしているとも考えられています。

 

 

≪注意点(重要)≫

糖尿病や血糖値の高めの方はご注意ください!

1型糖尿病や血糖値がかなり高い方の場合は、血中のケトン体が急に上昇することでケトアシドーシスという状態になり、嘔吐、腹痛、脱水症状などを引き起こし、進行すると意識障害や昏睡を起こして死に至る可能性があります。

該当される方は、かかりつけの医療機関にご相談ください。

 

もし、医療機関に相談の仕方は分からない場合は、次のように質問するとお医者様にわかっていただけると思いますので、参考にしてください。

[wp-svg-icons icon=”checkbox-checked” wrap=”span”]「自分はMCTオイルを摂っても大丈夫でしょうか?」

[wp-svg-icons icon=”checkbox-checked” wrap=”span”]「自分は中鎖脂肪酸(ちゅうさしぼうさん)を摂っても大丈夫でしょうか?」

[wp-svg-icons icon=”checkbox-checked” wrap=”span”]「自分はココナッツオイルを摂っても大丈夫でしょうか」

Ⅰ型糖尿病や血糖値がかなり高い方には、ケトアシドーシスの心配が懸念されますので、注意をお願いいたします。

 

中鎖脂肪酸(MCTオイル配合)サプリ

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≪ケトン食で得られる健康効果その2≫【ダイエット】

 

中鎖脂肪酸油

肉の脂身などに多く含まれる長鎖脂肪酸の消化・吸収プロセスは、体に吸収された後、リンパ管、静脈を通って脂肪組織や筋肉、肝臓に運ばれ、いったん貯蔵されてから、必要に応じてエネルギーになります。

摂り過ぎれば当然、脂肪として体に蓄積されてしまいます。

ところが、中鎖脂肪酸は一般のサラダ油などの長鎖脂肪酸とは体内での消化吸収の回路が異なり、肝臓で代謝されてすぐにケトン体に分解され、効率よく脳や筋肉のエネルギー源となります。

 

中鎖脂肪酸の特徴

中鎖脂肪酸は、分子の鎖が長鎖脂肪酸の約半分であるため、消化・吸収のスピードが速く、すぐに燃焼してエネルギーとして使われます。

そのため、体に蓄積されにくいという嬉しい特徴があります。

中鎖脂肪酸は、血液を循環せずに直接肝臓に送られるため、長鎖脂肪酸の4倍の速さで吸収、10倍の速さでエネルギーに変換されます。

このようにエネルギーになりやすい中鎖脂肪酸は、栄養摂取が難しい病気を抱えた人や、低栄養状態の高齢者に、栄養状態の改善のために利用されています。

さらに、最近では、中鎖脂肪酸を摂取することで、体内の脂肪を分解してできる「ケトン体」が多く作られることがわかっています。

このケトン体は、糖質の代わりにエネルギー源になります。

つまり、中鎖脂肪酸を摂取することで、体脂肪を効率的にエネルギーとして活用し、減らせる効果があります。

 

 

中鎖脂肪酸の効果

 中鎖脂肪酸は次のとおり多くの効果があります。

・脳を活性化するケトン体になる

・体内ですぐにエネルギーになる。

・免疫力アップ

・基礎代謝アップ

・脂肪として蓄積されにくい脂肪酸

・すでについてしまった体脂肪を燃えやすくする

・冷え性改善

・便秘改善

 

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≪ケトン食で得られる健康効果その3≫【難治てんかんなど】

ケトン食とは、体内でケトン体が多く産生されるように考案された食事であり、それによって難治てんかんや、ケトン食が有効な先天代謝異常症(グルコース・トランスポーターⅠ型(glucose transporter1:GLUT1欠損症など)の改善が可能となります。

この食事療法で難治てんかんの発作頻度の低下や完全消失に成功すれば、抗てんかん薬を減量や場合によっては中止することすら可能になります。

ただし、ケトン食特有の副作用にも注意が必要です。

 

バルプロ酸ナトリウム

・各種てんかん(小発作・焦点発作・精神運動発作ならびに混合発作)およびてんかんに伴う性格行動障害(不機嫌・易怒性等)の治療

・躁病および躁うつ病の躁状態の治療

・片頭痛発作の発症抑制

 

※服用にあたっては、血中濃度を調べるため、定期的な血液検査が必要です。

 

≪ケトン食で得られる健康効果その4≫【脳の悪性腫瘍】

一般的にガン細胞はエネルギー産生を糖代謝に依存しています。

脳神経細胞の第1エネルギーはブドウ糖ですが、第2のエネルギーはケトン体です。

一方、脳腫瘍細胞はケトン体をエネルギーとして使うための酸素系が発達していません。

このことから、ケトン食療法を行えば、ブドウ糖の利用ができなくなった腫瘍細胞は減り、正常の脳神経細胞はケトン体を利用して活動を続けることができると予想されています。

臨床効果については症例数が少なく、まだエビデンスが乏しいのですが、今後コクランレビューがその有用性を評価する予定です。

 

 

≪ケトン食で得られる健康効果その5≫【片頭痛】

ケトン食で片頭痛が改善したとの症例報告はあります。

ただし、思春期の片頭痛患者8例にケトン食を試みたが明らかな有効性はなかったとも報告されています。

 

 

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