BBクリーム
BBクリームのBBとは、Blemish Balm(ブレミッシュバーム)の略称で、ブレミッシュ=欠点・傷を補うためのバームという意味です。
本来レーザー治療やピーリング後の傷や色ムラをカバーし、紫外線などから肌を守るスキンケア効果のあるクリームのことを指していましたが、最近はスキンケアよりメイクアップ効果に比重を置いたものが主流になっています。
カラーバリエーションも豊富で、自分の肌色に合ったものが見つかります。
SPF値もさまざまですが、日常使いなら、SPF25・PA++くらいあれば十分です。
アウトドアで使用するなら、SPF40以上のものがおすすめです。
SPFの高いものは肌への負担が高いので、シーンに合わせて選んでみるのがポイントです。
BBクリームを使うポイント
・首との境目もなじませる
・ヨレないようしっかりのばす
・敏感肌の人は気をつける
・肌をくすませない色をみつける
自分の肌になじむ色を選ぶのがポイント
BBクリームは、もはやファンデーションの領域です。
色も仕上がり感も豊富なBBクリームは、ファンデーションと同じように選ぶと失敗しません。
明るめ、暗めの色で迷ったら、暗めの色を選ぶと、自然に肌になじみます。
BBクリームで簡単UVケア
光を浴びることで生じるシミ・シワといった「光老化」を防ぐには、何より「日焼けする前」のケアが重要です。
強烈な紫外線が降り注ぎ、かつ暑さで大量の汗をかく夏の時期。
気をなければいけないのが、「汗崩れ焼け」です。
朝、日焼け止めなどを塗っても、汗で流れたままでは紫外線の影響を受けてしまいます。
紫外線を浴びると、皮膚の中で活性酸素が発生し、細胞がダメージを受けます。
肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンなどを分解する酵素(コラゲナーゼやエラスターゼ)の産出も進み、その結果、シワやたるみが生じやすくなってしまいます。
BBクリームでしっかりUVケア&時短メイク直し(汗崩れ防止)
ベースメイクのトレンドは「ツヤ肌」。
粉っぽい仕上がりになるのを回避でき、しかもしっかり紫外線を防ぐことができるアイテムとしてBBクリームは優秀です。
朝のメイク時はもちろん、昼のメイク直しもBBクリームをうまく活用すると1本でできるのでとてもお手軽です。
BBクリームを使ったメイク直し
出かける前にするしっかりメイクに比べ、短時間で行う必要があるメイク直しは結構苦労することも。
汗崩れしたままにしておくのは紫外線対策でもNGです。
BBクリームは、「保湿機能も併せ持つ化粧下地」なので、メイクオフ効果もあります。
崩れたメイクを落としながら、塗り直しも同時にできるアイテムです。
パウダーファンデーションによるメイク直しは?
あまりおすすめしない方法が、メイクの上にパウダーファンデーションなどを塗り重ねるという方法です。
崩れたメイクの上から、さらにファンデーションを重ね塗りすることで、肌色がくすみ、厚塗り感も出てしまう上に、厚く塗った粉が肌の上で固まり、そのままかたまりでボロボロ崩れてきてしまいます。
また、パウダーをつけるときにせっかくのキレイなパフに皮脂がついてしまい、パフに雑菌が繁殖する可能性もあります。
BBクリームによるメイク直し術
BBクリームならお手軽にメイク直しができちゃいます。
乳液を含ませてメイクをふき取るという方法では、こすった部分の地肌が見えてしまい、メイク直しをした部分と、その他の部分の境目が目立ってしまう場合があります。
その点、BBクリームは、保湿機能も併せ持つ化粧下地なので、崩れたメイクを落としながら角層に水分と油分を補給し、さらに下地も塗った状態がつくれます。
保湿なしのパウダーだけを足すメイク直しでは、肌が乾燥して、シワが目立つ原因になってしまうこともあります。
保湿とメイク直しが一気にできるBBクリームは、優秀なUVケアアイテムです。
メイク直しの3ステップ
BBクリームを使うと、時間をかけずにとっても簡単にメイク直しができちゃいます。
ステップ1 BBクリームを少量ティッシュにとる
BBクリームを指先に少量とり、手のひらに広げたティッシュの中央に薄く伸ばします。
ステップ2 ティッシュを指に巻く
BBクリームをつけた部分が指先にくるように、ティッシュを指に巻きます。
ステップ3 崩れた部分をぬぐいながらBBクリームを塗る
メイクが崩れたところをティッシュについたBBクリームでふき取りながら整えます。