γ–リノレン酸とは?
血圧、皮膚のバランスを保つ不飽和脂肪酸
γ-リノレン酸は不飽和脂肪酸で、カシス種子油や月見草油などに含まれる必須脂肪酸の一つです。
【効能】
血圧やLDLコレステロール値、血糖値を低下させる効果に加えて、正常で健康な皮膚の構造と機能保持に役立つとされています。
イギリス、ドイツ、フランスでは、アトピー性皮膚炎に対する医薬品として用いられています。
月経前症候群(PMS)、アトピー性皮膚炎や花粉症の症状、睡眠改善
γ-リノレン酸が体内でアラキドン酸に変換される過程で、体の各組織の働きを調節しているホルモンであるプロスタグランジンの材料となる物質が生成されます。
γ-リノレン酸が不足すると、子宮内膜が正常に機能しなくなる、皮膚の乾燥を引き起こすなどの障害が生じます。
γ-リノレン酸はホルモンバランスを整え、月経前のイライラや頭痛などの月経前症候群(PMS)の不快な症状を緩和する働きを持ちます。
また、皮膚の表皮細胞に必要不可欠な成分でもあり、アトピー性皮膚炎や花粉症にも効果があります。
さらに、糖尿病由来の神経障害や関節リウマチに対して経口摂取で有効性が明らかになっています。
γ-リノレン酸は酸化しやすい成分であるため、ビタミンEなど抗酸化作用のある成分との併用がおすすめです。
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