クロセチンとは？
黄色の天然色素
クロセチンはクチナシの果実に含まれるカロテノイドの一種で、抗酸化作用、血流改善作用、抗炎症作用、神経保護作用などが報告されています。
ニンジンに含まれるβ-カロテンやトマトのリコピンの仲間で、体の錆びつきを防ぐ「抗酸化力」に優れています。
クロセチンは、眼精疲労や睡眠障害、お肌の健康に効果があることが明らかになっています。
目への効果
クロセチンは、「パソコン作用などによる眼の疲れから生じるピント調節機能の低下を緩和し、眼の調子を整える」ことが報告されています。
眼の疲れの原因としては、副交感神経の異常興奮による毛様体筋の調節緊張に主因があるとされています。
クロセチンは、血液網膜関門を通過することが示唆されていて、摂取後に吸収され血中に移行したクロセチンが、毛様体筋に直接作用すると考えられています。
クロセチンは、抗酸化作用、眼血流改善作用および眼炎症抑制作用を示すことから、毛様体に栄養を供給する微小循環動態を改善することで、毛様体筋の緊張を緩和すると考えられています。
また、クロセチンの睡眠の質改善作用により、疲労が改善すると考えられています。
このように、クロセチンの摂取は、VDT作業（コンピュータのディスプレイなどの表示機器を使用した作業）によって生じる毛様体筋の緊張に対して、緩和を促し、毛様体筋が慢性的な緊張状態に陥るのを防ぐことで、眼の疲れを改善するものと考えられています。
また、クロセチンの睡眠改善作用も眼の疲れの改善に寄与していると考えられています。
血流促進作用
クロセチンには、血流を促進する作用や抗酸化作用があります。
血液の循環が良くなり全身に張り巡らされている毛細血管に血液が順調に流れると、冷え性改善や疲労物質の分解が進むことで血行不良の肩こりなども改善します。
紫外線から肌を保護する効果
クロセチンには、紫外線による肌の炎症を抑え、肌を保護する効果があります。
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