芽キャベツ!コラーゲンの再合成を促進!ビタミンCはキャベツの4倍

食品

【芽キャベツ】美肌にも!健康にも!嬉しい栄養素豊富

芽キャベツの栄養素の構成はキャベツと似ていますが、その含有量はるかに多く、ビタミンCは約4倍含まれています。

ビタミンCはコラーゲンの再合成を促進する働きがありますので、美肌にも嬉しい食材です。

ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンK、葉酸、β-カロテン、ビタミンUも豊富です。

ビタミンUには胃の粘膜を守り、胃壁の修復に必要なたんぱく質の合成を助ける働きがあり、血液の凝固作用のあるビタミンKとともに、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんの予防と治療に効果があります。

その他にも、キャベツの約3倍に相当する食物繊維も含まれています。

水溶性食物繊維が含まれています。

水溶性食物繊維は、排便をスムーズにしたり、満腹感を得やすくして食べ過ぎを防ぐ働きがあります。

ミネラルでは、鉄、カリウム、マンガンを含みます。

アミノ酸のトリプトファンも含んでいます。

 


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芽キャベツに含まれる栄養素

・ビタミンC

・ビタミンB1

・ビタミンB2

・ビタミンB6

・ビタミンK

・葉酸

・β-カロテン

・ビタミンU

・水溶性食物繊維

・カリウム

・マンガン

トリプトファン

 

 

芽キャベツの効能

 

ビタミンC

美肌効果

コラーゲンを摂るときに重要な成分がビタミンCです。

ビタミンCはコラーゲンの再合成を促進する働きがあります(コラーゲン生成補助)ので、さらに肌のハリや弾力、潤い、しなやかさを保つ効果が期待できます。

また、ビタミンCには、強い抗酸化作用があるので、メラニン色素の生成を抑えて、日焼けによるシミやソバカスを防ぐ働きがあります。

さらに、鉄分の吸収を良くする働きもあります。(鉄分に作用して、吸収されやすい形へと変化させます)

さらに、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きもあります。

 

コラーゲンとビタミンC

コラーゲンを摂ると、体内で消化・分解され、アミノ酸の形で吸収されます。

このアミノ酸を材料に、身体の中でコラーゲンが作られますが、はじめに未熟なコラーゲンが作られ、やがて成熟したコラーゲンになっていきます。

ビタミンCは、未熟なコラーゲンから成熟したコラーゲンになっていくときに、その合成を助ける働きがあります。

そのため、コラーゲンとビタミンCを一緒に摂ると、高い効果が得られます。

 

健康効果

ビタミンCは副腎に働きかけ、ホルモンの合成に作用します。

副腎は副腎皮質ホルモンをつくり、エネルギーを増大させるために、ビタミンCを必要とします。

ストレスが生じると、副腎皮質ホルモンが分泌され、血圧を上昇させ、血中の糖分を増やしてエネルギー増産体制を整え、ストレスに対抗する力を作ります。

このことから、ビタミンCは抗ストレスビタミンと呼ばれています。

また、ビタミンCは体内で感染を除去したり、炎症の原因となるフリーラジカルを消去します。

ビタミンCは白血球に働きかけ、強化することによって、ウイルスに対抗できる免疫力を高めることができます。

 

ビタミンB1

次のような効能があります。

・皮膚や粘膜の健康維持を助ける働き

・糖質をエネルギーに変えて疲れにくくする働き

ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える働き(糖質の代謝を促進)があります。

体内で糖質をエネルギーに変えるとき、酵素の働きが必要になります。

この酵素がしっかりと機能するには補酵素が不可欠で、ビタミンB1は補酵素の働きを果たしています。

糖質代謝を促す酵素はアミノ酸だけからなる純タンパク質(アポ酵素)で、この酵素の働きを助ける補酵素がなければ、糖質をエネルギーに変えることはできません。

 

乳酸を分解して筋肉の疲れをやわらげる働き

ビタミンB1が不足すると、糖質がきちんと代謝できず、体内に乳酸などの疲労物質が蓄積され、疲れやすくなったり、筋肉痛を起こしやすくなったりします。これが肩こりの原因になると言われています。

 

脳や神経を正常に保つ働き

ビタミンB1は、脳や神経にとっても大切で、中枢神経や手足の末梢神経を正常に働かせる作用があります。

ビタミンB1は脳や神経の働きを助けるので集中力が増し、記憶力が向上します。

また、手足や足先などの感覚が敏感に働くようになります。

 

ビタミンB1が不足した場合

ビタミンB1が不足すると、イライラなどの症状や集中力の低下、さらに食欲不振、全身の倦怠感、手足のむくみやしびれ、動悸、息切れ、筋肉痛、脚気などがあらわれます。

また、脳には、血管収縮作用によって脳を活性化させるセロトニンという物質がありますが、ビタミンB1が欠乏することで、セロトニン代謝が正常に行われず、脳の機能がうまく作動せず、気力減退や慢性的な眠気を引き起こします。

アルコールを分解するのにもビタミンB1は必要です。

お酒を毎日大量に飲み、慢性的にビタミンB1が不足している人は、中枢神経が侵されるウェルニッケ・コルサコフ症候群という神経疾患にかかることがあります。

手足や顔面の麻痺、言語障害、記憶障害などがあらわれます。

 

ビタミンB2

次のような効能があります。

 

皮膚や粘膜の健康維持を助ける

美容のビタミンとも呼ばれ、皮膚や粘膜を保護し、肌・爪・髪の発育や体全体の抵抗力を強め、成長と生殖を助ける働きをします。

 

ヒアルロン酸の持つ保水力を高める働き

みずみずしい肌をキープするのにも必須のビタミンです。

 

脂肪の代謝を助ける(脂肪の燃焼を促進)

脂肪を燃やしてエネルギーに変えるときに、補酵素として働きます。

脂肪が多い食べ物を多くとった時には、ビタミンB2も多めに摂ると、脂肪が次々と燃焼されるので、脂肪太りのダイエットには大きな効果があります。

 

血液サラサラ効果

体内の活性酸素と結びつくことで生まれる有害物質である過酸化脂質の分解に作用して、コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。

ビタミンEは過酸化脂質ができるのを防ぐ働きを持っていますが、ビタミンB2はつくられた有害な過酸化脂質を分解・消去するのに役立ちます。

 

ビタミンB2が不足した場合

不足すると、口内炎など粘膜のトラブルや皮膚炎があらわれます。

 

ビタミンB6

次のような効果があります。

・皮膚や粘膜の健康維持を助ける

・たんぱく質の代謝を助ける

たんぱく質の材料となるアミノ酸を合成したり、分解したりする酵素を助ける補酵素として働きます。

・摂取したたんぱく質が体内で有効に利用されるためには、ビタミンB6の助けを借りることが必要です。

・たんぱく質をたくさん摂取している人や、サプリメントとしてプロテインを摂っている人は、ビタミンB6も同時に摂る必要があります。

・神経伝達物質の生成を助け精神状態を安定させる

神経細胞間で情報を伝達するアドレナリン・ドーパミン・セロトニン・GABAなどの神経伝達物質の生成に関わっています。

不足すると、神経の働きをよくするアミノ酸の代謝が停滞して、不眠症やうつ状態になることもあります。

・赤血球を生成する(貧血予防効果)

・免疫系を正常にして、アレルギー症状を抑える(ぜんそくや花粉症、慢性鼻炎)

・体外から侵入した病原体を攻撃して無力化させる免疫物質の「免疫グロブリン」を作るのに欠かせない成分です。

・脂質の代謝をサポートして、肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぐ

・月経前にイライラしたり、うつ状態になったり、頭痛に悩まされるといったPMS(月経前症候群)や「つわり」を軽減する。

ビタミンB6は、卵胞ホルモンの代謝に働きかけ、ホルモンのバランスを整えます。

このためホルモンのアンバランスから体調が崩れるPMS(月経前症候群)を改善する効果があります。

また、妊婦さんのつわりにも効果的です。

つわりの原因であるトリプトファンというアミノ酸の代謝不調を正常に整えてくれます。

ビタミンB6は赤ちゃんの脳神経系の発達にも関わるので、妊娠中はしっかりと摂ることが重要です。

・ビタミンB6が不足すると、口内炎や口角炎、肌荒れ、湿疹、手足のしびれ、こむら返りなど、さまざまな症状が起きることがわかっています。

・ビタミンB6を葉酸やビタミンB12とともに摂取することで、動脈硬化の原因物質ホモシステインの増加が抑えられます。

・ビタミンB群の中でも、ビタミンB2、B6、ナイアシンはお互いに不可欠な存在です。

ビタミンB6は、ビタミンB2がなければ働くことができず、ナイアシンはビタミンB6なしでは役割を果たすことができません。

ビタミンB6が活性型に変わると時にはビタミンB2が必要です。

また、アミノ酸のひとつ、トリプトファンからナイアシンが合成されるときには、ビタミンB6が必要です。

 

ビタミンK

カルシウム沈着作用

ビタミンKは丈夫な骨づくりに不可欠で、骨に存在するオステオカルシンというたんぱく質を活性化し、カルシウムを骨に沈着させて骨の形成を促す作用があります。

ビタミンKは骨からカルシウムが排出されるのを防ぎ、骨を丈夫に保つ働きがあります。

骨の再石灰化にも関与していて、不足すると骨にカルシウムが沈着せず、もろくなります。

このことから、ビタミンKは骨粗しょう症予防に有効な栄養素の一つとして、治療薬としても使用されています。

 

止血作用

ビタミンKの主要な作用は、血液凝固に関与するものです。

出血が起こると、血液中に含まれるフィブリノーゲンという物質が変化し、血液をゼラチン状にして固めます。

このとき、フィブリノーゲンが変化するのに必要な酵素をつくるために、ビタミンKが使われています。

そのため「止血のビタミン」とも言われています。

 

葉酸

葉酸の働き

葉酸は丈夫な血管やきれいな血液づくりを支えます。

葉酸はビタミンB12とともに、補酵素として、赤血球をつくりだす働きがあります。

赤血球は4ヶ月で死滅しますが、新しい赤血球をつくるのに葉酸が足りないと、正常な赤血球ができず、悪性貧血になります。

悪性貧血とは鉄分不足の貧血と違い、立ちくらみやめまいなどの症状のほかに、胃腸障害や頭痛、倦怠感などを引き起こし、症状が進行すると、神経障害や知覚障害などを引き起こすことがあります。

また、葉酸はアンチエイジングをサポートします。

代謝に関与していて、たんぱく質の生合成を促進します。

たんぱく質は全ての体内組織の原料となるので、新しくて良質のたんぱく質が増えればみずみずしい肌を保てます。

くすみやしわを抑え、美肌をもたらしてくれます。

葉酸は、体内で活性酸素を生み出す物質であるホモシステインと結びつき、活性酸素の増加をストップし、血液の流れをスムーズにします。

血液の流れがスムーズになると「むくみ」や「冷え性」なども改善されます。

葉酸は赤血球をつくりだす働きがあり貧血予防に効果があるため、PMS (月経前症候群)にも効果的です。

また、子宮環境を良好に保つために欠かせない栄養素です。

受精卵の細胞分裂を助ける、子宮内膜の環境を良くし着床を促進する、流産リスクを低減する、胎児の神経管閉塞障害の発症リスクを低減する等の働きがあります。

葉酸はたんぱく質や細胞の新生に必要な核酸(DNA、RNA)をつくるのに重要な役割を果たしています。

核酸は細胞の核にあたり、遺伝情報を保有していて、遺伝情報にそってからだをつくるよう指令をだす生命の根幹です。

胎児が発育する妊娠中や、乳児を育てる授乳中には、必要不可欠です。

特に、妊娠初期に葉酸を適切に摂取することで、胎児の神経管欠損という先天異常のリスクが軽減されます。

 

葉酸の欠乏症、ビタミンB12の欠乏症として、高ホモシステイン血症というものがあります。

 

葉酸とビタミンB12は必須アミノ酸のメチオニンの再合成に不可欠

葉酸とビタミンB12は、必須アミノ酸のメチオニンがホモシステインを経てメチオニンに再合成される過程に必要です。

不足すると再合成が進まず、ホモシステインが血液中に異常に増えて動脈硬化やアルツハイマー病を促進します。

※高ホモシステイン血症を引き起こします。

 

高ホモシステイン血症とは?

ホモシステインの値が高い人は、心臓病やアルツハイマー型認知症になりやすいことがわかってきました。

ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸などのビタミンが不足すると、ホモシステインの変換が不十分になるため、血中に滞留します。

血中のホモシステインは濃度が高くなると、血管壁を傷つけます。

その傷がもとになって動脈硬化が進行するため、ホモシステインは動脈硬化や動脈血栓の原因になります。

さらに、高ホモシステイン血症はアルツハイマー病をはじめとする認知症を引き起こす原因であることが判明しています。

また、脳内のアセチルコリンという神経伝達物質の減少がアルツハイマー型認知症の発病に関係しています。

 

アセチルコリンの合成を促進するものとして、アセチルコリンの前駆体であるDMAEやアミノ酸のメチオニンが知られています。

葉酸やビタミンB12が不足すると、メチオニンの再合成が進まず、ホモシステインが増加してしまいます。

 

メチオニンとは?

血液中のヒスタミン(かゆみや痛みを起こす物質)の濃度を下げる作用があります。

また、肝機能の維持抗うつ作用もあるといわれています。

不足すると利尿作用が衰え、むくみやすくなります。

肝臓で、メチオニンはホモシステインに変換され、メチオニン合成酵素によってメチオニンに再合成されます。

 

葉酸・ビタミンB12とメチオニンの代謝のメカニズム

 

葉酸

生体内で葉酸はジヒドロ葉酸に還元され、さらにテトラヒドロ葉酸に変換されて、核酸の成分であるプリン核や塩基のチミンを合成する酵素の補酵素として働きます。

テトラヒドロ葉酸として、葉酸はビタミンB12にメチル基を渡すことで、メチオニン代謝を助けます。

葉酸あるいはビタミンB12が欠乏すると、ホモシステインが過剰に産生されます。

 

ビタミンB12

ビタミンB12はメチオニン合成酵素として、アミノ酸などの代謝の補酵素として働いています。

ビタミンB12を補酵素として、ホモシステインにメチル基を結合させてメチオニンに変換します。

 

β-カロテン

β-カロテンは目に必要な成分です。

目の健康だけでなく、皮膚や粘膜を正常に保つ働きもあり、β-カロテンが不足すると皮膚や爪がボロボロになってしまいます。

β-カロテンは体内でビタミンAとして働き、皮膚や粘膜を丈夫にして免疫力を高めます。

また、体内で発生する活性酸素を抑制し、お肌や若々しい体作りをサポートしてくれます。

 

ビタミンU

抗胃潰瘍因子としてキャベツから発見されたビタミン様物質です。

ビタミンUは細胞分裂の促進、たんぱく質生成を活発にする働き、傷ついた組織を治す働きなどがあります。

このため、胃粘膜の新陳代謝を活性化させる効果が期待できます。

また、過剰な胃酸の分泌を抑えることから、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を予防、改善します。

粘膜の補強効果は摂取後2~3時間であらわれ、潰瘍の発症を40%抑えるという報告もあります。

また肝臓の機能を高めて脂肪肝を防いだり、活性酸素を抑える抗酸化作用も認められています。

 

水溶性食物繊維

水溶性食物繊維は、水に溶ける食物繊維で水分を含んでゲル状になり、腸管での余分な栄養素や有害物質を排泄する作用があります。

・ブドウ糖の吸収を穏やかにする。

・コレステロールの吸収を抑制する。

・胆汁酸を吸着して体外に排泄する(胆汁酸はコレステロールからつくられるので、コレステロールの排泄につながります)

・ブドウ糖の吸収が穏やかになると、血糖値の急激な上昇が避けられ、糖尿病の予防につながります。

・食塩のナトリウムと結びついて便と一緒に排泄されるため、血圧をさげる効果もあります。

・便の水分量を増やしてやわらかさを保ち、腸を刺激することによって排便をスムーズにします。

満腹感を得やすくして食べ過ぎを防ぐといった効果もあります。

 

コラーゲンの再合成

鉄はたんぱく質の一種であるコラーゲンの合成にかかわっています。

肌や髪、爪の質の低下はたんぱく質だけでなく、鉄不足が原因の場合が多いといわれています。

コラーゲンは体内に入るときに分解されてしまうのですが、それを再合成するときに鉄が必要です。

また、ニキビや湿疹ができやすいのも、鉄欠乏が原因している場合があります。

 

赤血球の成分となって全身に酸素を運ぶ

鉄分の働きは血液に乗って全身に酸素を運ぶことです。

鉄は赤血球の血色素「ヘモグロビン」や、筋肉の「ミオグロビン」などの構成性成分となり、体内で酸素を運搬する役割を担っています。

体力の回復を早めたい方、特に鉄分が気になる女性の方に必要な栄養素です。

鉄は赤血球を作るのに必要な栄養素です。

体内の鉄分が不足すると全身への酸素供給が不足し、体がだるい、疲れやすいと感じやすくなります。

活性酸素を除去して老化を抑制する効果体内の免疫機能の維持などの効果もあります。

 

ヘム鉄と非ヘム鉄

食物中の鉄には「ヘム鉄」と呼ばれる二価鉄と「非ヘム鉄」と呼ばれる三価鉄があります。

吸収率はヘム鉄が約15~25%、非ヘム鉄では吸収率がわずか2~5%です。

「ヘム鉄」の方が吸収率は5~6倍高くなっています。

ヘム鉄(二価鉄)はそのまま腸管で吸収することができます。

非ヘム鉄の三価鉄は結合している有機物が胃酸によって溶解し、ビタミンCなどの作用で二価鉄に還元されたのち腸管から吸収されます。

腸管で吸収された鉄は、小腸粘膜細胞で三価鉄になりアポフェリチンというたんぱく質と結合し、フェリチンとなります。

 

ヘム鉄

ヘム鉄の吸収率は約15~25%です。

胃壁や腸管を荒らさず、タンニンや食物繊維などの吸収阻害を受けずに吸収されます。

さらに過剰摂取の心配がなく、身体に優しい鉄分です。

 

非ヘム鉄

非ヘム鉄は吸収率がわずか2~5%です。

腸から吸収される際にタンニンや食物繊維などの吸収阻害を受けていたり、胃腸や腸管を荒らすといった副作用があります。

 

機能鉄と貯蔵鉄

体内の鉄は、ヘモグロビンやミオグロビンのように、酸素の運搬役としての役割を果たしている「機能鉄」の他に、肝臓や脾臓、骨髄などに貯蔵されている「貯蔵鉄」があります。

鉄が骨髄に運ばれると赤血球合成に利用されます。

肝臓や脾臓に運ばれると、フェリチンとして三価鉄の状態で貯蔵されます。

さらにフェリチンの凝集体であるヘモジデリンとしても蓄えられます。

機能鉄が不足すると、それを補うために貯蔵鉄が利用されます。

これが少なくなると、鉄欠乏による貧血を起こします。

血液検査で貧血と診断されなくても、この貯蔵鉄が減少している状態の人も多いと言われています。

男性や閉経後の女性には、貧血はほとんど見られないのですが、月経のある年代の女性や妊娠中の方は、欠乏しやすいので注意が必要です。

 

体内の鉄分布

成人のからだには約4g(4000mg)の鉄が存在します。

 

赤血球

ヘモグロビンに含まれて、酸素を運搬します。

分量:3000mg

割合:60~70%

 

肝臓・脾臓

フェリチンやヘモジデリンとして貯蔵される。

分量:1000mg

割合:20~25%

 

筋肉

ミオグロビンに含まれて、酸素を運搬・貯蔵。

分量:130mg

割合:3~5%

 

骨髄

フェリチンとして貯蔵される。

分量:130mg

割合:4%

 

血漿

トランスフェリンとして結合して運ばれる。

分量:4mg

割合:0.1%

※血液中(赤血球を除く)の鉄が減少すると、フェリチン中の鉄が輸送たんぱく質のトランスフェリンと結合し、血液中を運ばれていきます。

 

鉄の吸収促進と阻害

食品中の鉄の多くは、吸収されにくい三価鉄の非ヘム鉄であるため、鉄吸収に影響を及ぼす要因に注意する必要があります。

 

鉄の吸収を促進するもの

 

ビタミンC

三価鉄を二価鉄に還元し、吸収を高めます。

 

クエン酸

鉄を溶けやすくします。(キレート作用

 

※キレート作用とは?

クエン酸は身体に吸収されにくいカルシウムやマグネシウム、鉄、亜鉛などの脂溶性のミネラルを水溶性に変え、吸収を良くします。これをキレート作用といいます。

 

動物性たんぱく質

ミートファクター

 

ミートファクターとは?

動物性たんぱく質は、ヘム鉄が利用されるのを助け、非ヘム鉄の溶解を助ける働きがあります。

この働きをミートファクターと呼びます。

 

鉄の吸収を阻害するもの

 

タンニン、フィチン酸

三価鉄が二価鉄に還元される前に結合して不溶性となり、鉄の吸収を阻害します。

タンニンを含むコーヒーや紅茶、緑茶などは、食事中や食後に飲むと余計に鉄分の吸収が悪くなってしまいます。

 

食物繊維

多量の食物繊維は、消化管内で、鉄をはじめとする陽(金属)イオンと結合して便中に排泄してしまいます。

ダイエットのためにサプリメントなどで食物繊維を大量に摂取する際には注意が必要です。

 

鉄の過剰症

鉄の吸収率は極めて低く、また腸粘膜にあるフェリチンという貯蔵鉄が鉄の吸収を調節(余った鉄は貯蔵されます)しているため、必要以上に吸収されることはほとんどありません。

それでも余った鉄は排泄されるので一般的な食事では過剰症の心配はありません。

しかし、サプリメント(鉄剤)などで必要以上に摂取すると、鉄が沈着するヘモクロマトーシスになる可能性があります。

 

※ヘモクロマトーシス

肝臓などの臓器の細胞に鉄が異常沈着し、肝機能障害を起こします。

 

カリウム

次のような働きがあります。

 

細胞機能の維持

細胞が活動するためには、その内外に水分が必要です。

細胞内の水分(細胞内液)にはカリウムが、細胞外の水分(細胞外液)にはナトリウムがそれぞれ多く含まれています。

これらの濃度やバランスは、細胞の水分の量や浸透圧に影響を及ぼすので、細胞の膜にはカリウムとナトリウムをくみ出すポンプ機能がついていて、つねに適正な濃度を保つように調節されています。

すなわち、カリウムとナトリウムのどちらが欠けてもそのバランスがくずれ、生命活動の基本単位である細胞は機能しなくなります。

カリウムはナトリウムとともに生命活動そのものを維持しているともいえます。

両者のバランスが一定に保たれることによって、細胞内外の水分調節や物質交換が行われています。

 

余分なナトリウムの排泄(むくみ解消・高血圧予防)

カリウムは、体内のナトリウムが過剰になると、その排泄を促します。

カリウムは、細胞内のナトリウム量を調整し、余分なナトリウムと水分を細胞の外に排出します。

また、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを防ぎ、尿への排泄を促します。

そのため、カリウムを摂取することは、体内のナトリウム(塩分)の減少と、それによる血圧の正常化(高血圧の予防)、手足のむくみ解消に効果があります。

ナトリウムが過剰となり、カリウムが不足すると、血圧が上がりやすいうえ、心臓の筋肉や血管の働きが衰え、心臓病や脳血管障害の危険性が増します。

これを防ぐには、塩分の過剰摂取を控え、カリウムを十分摂ることが大切です。

 

むくみケア

むくみとは細胞内に余分な水分がたまってしまった状態のことです。

栄養素や酸素と一緒に細胞に運ばれた水分が、静脈やリンパ液の中にスムーズに回収されなくなるために起こります。

体内の水分調節をスムーズにしてむくみを防ぐうえで大切なのは、ナトリウムとカリウムのバランスです。

細胞内の水分は、ナトリウムがポンプ役となり、水を吸いあげて調節しています。

しかし、このポンプが正常に機能しないと細胞が水ぶくれ状態となり、むくみが起こります。

カリウムには、余分な水分を排出させることでナトリウムポンプを正常に機能させる働きがあります。

足のむくみは、その日のうちに解消することが重要です。

むくみを放置しておくと、周囲の毛細血管が圧迫され、むくみがさらに進行します。

それによって、ますます血行が悪くなります。

また、皮下脂肪の脂肪球という細胞が必要以上に水分を吸収して大きくなることもあります。

むくみを解消するには、カリウムの摂取、運動や入浴、マッサージで血液やリンパ液の循環を良くして、水分の排出をスムーズにしてあげるケアが大切です。

 

筋肉の収縮・弛緩

筋肉の収縮・弛緩の働きを正常に保つために働いています。

カリウムは細胞内の酵素反応を調節する働き役割があり、筋肉でのエネルギーづくりにも関与しています。

カリウムは筋肉細胞に60%近く含まれます。

 

神経の伝達

神経伝達を正常に保つために働いています。

 

美肌

カリウムはNMF(天然保湿因子)の構成成分です。

 

カリウムが不足した場合

カリウムが不足すると、高血圧、手足のむくみ、糖尿病、神経障害、精神障害、ストレス、食欲不振、筋力低下などの症状があらわれます。

カリウムの摂取量が不足していると、余分なナトリウムの排泄が滞るため、高血圧や手足のむくみを引き起こしやすくなります。

また、筋肉の働きが低下したり、けいれんを起こしたりします。

夏場に大量の汗をかくと、カリウムが汗とともに排出されて、低カリウム血症が起こり、疲れやすくなったり、無気力になったりすることがあります。

これは夏バテの原因にもつながります。

 

マンガン

骨の形成を働きかけ、骨や関節を丈夫にする結合組織の合成に補酵素として関わっています。

マンガンは糖質、脂質、たんぱく質の代謝に働く酵素の構成成分でもあり、エネルギーの産出に関与しています。

さらに、活性酸素を分解するスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)の構成成分であり、細胞膜の酸化を防ぐ作用があります。

マンガンを摂取することで、代謝抗酸化作用を促進する効果があります。

また、抗酸化作用は活性酸素を除去することから、老化の防止免疫力の向上などの効能も期待できます。

その他、骨の形成や、たんぱく質づくりにも欠かせない栄養素です。

マンガンが不足すると、骨・糖脂質・皮膚の代謝異常、血液の凝固障害、生殖機能の低下などの原因となります。

 

トリプトファン

精神を安定させ、不眠症を解消

トリプトファンが血液から脳に運ばれると、ビタミンB6、ナイアシン、マグネシウムとともにセロトニンを生成します。

セロトニンは、精神安定、鎮静、催眠効果のある神経伝達物質です。

セロトニンは脳の松果体によって、メラトニンに変換されます。

メラトニンは睡眠サイクルを正常にします。

これら精神の鎮静作用睡眠改善効果から、生活のリズムが不規則になりがちな現代人に欠かせないアミノ酸として注目されています。

また、トリプトファンは、ドーパミンやノルアドレナリンといった神経伝達物質の生成過程に、アミノ酸の一種であるチロシンと一緒に関与しています。

不眠症やうつ病の治療にも期待されています。

また、体内で発生した活性酸素を除去する作用があるとされ、老化防止への効果が期待されています。

禁煙補助に効果があるという報告もあります。

その他にもコレステロールや血圧を調整する、更年期障害の症状を緩和するなどの効果があります。

アルツハイマー型認知症やパーキンソン病などの症状改善にも期待されています。

 

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