ビタミンK
カルシウム沈着作用
ビタミンKは丈夫な骨づくりに不可欠で、骨に存在するオステオカルシンというたんぱく質を活性化し、カルシウムを骨に沈着させて骨の形成を促す作用があります。
ビタミンKは骨からカルシウムが排出されるのを防ぎ、骨を丈夫に保つ働きがあります。
骨の再石灰化にも関与していて、不足すると骨にカルシウムが沈着せず、もろくなります。
このことから、ビタミンKは骨粗しょう症予防に有効な栄養素の一つとして、治療薬としても使用されています。
止血作用
ビタミンKの主要な作用は、血液凝固に関与するものです。
出血が起こると、血液中に含まれるフィブリノーゲンという物質が変化し、血液をゼラチン状にして固めます。
このとき、フィブリノーゲンが変化するのに必要な酵素をつくるために、ビタミンKが使われています。
そのため「止血のビタミン」とも言われています。
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