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【ルテイン】【運営者みみ】美容とダイエットと健康に関するブログ

用語説明
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ルテイン

白内障や緑内障など、失明にもつながるやっかいな目の病気に効果を発揮するのがルテインという栄養素です。

とくに、有効な治療法がないため、以前であればあきらめるしかなかった萎縮型

黄斑変性症に予防や視力改善の効果があることがわかり、世界中から注目を集めている栄養素です。

ルテインは、カロテノイドの一種です。

カロテノイドは植物や魚介類に含まれる色素で、人間の体内でビタミンAに変換されます。

β-カロテンやリコピンなどもカロテノイドの仲間です。

ただし、ルテインは、体内でビタミンAに変換されないために、これまではその働きがあまり評価されませんでしたが、近年、その強い抗酸化作用が、紫外線の活性酸素から目を守ることがわかってきました。

目の黄斑部(網膜の中心)は、視力や色覚に関係する細胞がたくさん集まっている重要な部分ですが、ルテインはこの黄斑部に多く存在し、有害な紫外線を吸収し、目を保護するように働きます。

また、水晶体にも貯蔵され、酸化などのダメージを受けると、害を減らすために戦ってくれます。

ルテインの効果についてはアメリカで研究が進んでいて、いくつもの結果が出ています。

 

★1日6mgのルテインを日常的に摂取するグループは、ほとんど摂取しないグループに比べて、加齢黄斑変性の発症リスクが43%低くなった。

 

★ルテインとゼアキサンチンを多く含む食べ物を食べている人は、そうでない人より20%前後、白内障の発症リスクが低くなった。

また、ルテインをサプリメントとして2年間摂取した臨床試験では、白内障の視力低下を改善する効果が見られた。

 

★ルテインによって、眼内の血流や視神経の血流が増えることがわかり、緑内障への効果も期待できるといわれています。

 

食べ物でルテインを摂取する場合

ルテインは自然界にのみ存在し、人間の体内ではつくることができない栄養素です。

そのため、食べ物などによって摂取するしかありません。

目の健康を守るためには、日頃からルテインを多く含む野菜や果物を食べる必要があります。

ルテインは緑黄色野菜に多く含まれますが、ニンジンやトマトには少なく、ホウレンソウ、ブロッコリー、芽キャベツなどに豊富です。

ルテインは、ビタミンCなどと違って熱にも強いので、煮たり焼いたりしても損なわれません。

野菜は火を通せばたくさん食べられますので、おひたしや炒め物などするとたくさん食べることができます。

 

【野菜100gのルテイン含有量(μg)】

・ブロッコリー:1900μg

・芽キャベツ:1300μg

・キャベツ:150μg

・ニンジン:260μg

・トウモロコシ:780μg

・ケール:21900μg

・レタス:1800μg

・グリーンピース:1700μg

・ホウレンソウ:10200μg

・トマト:100μg

 

※単位μgはmgの1000分の1です。1000μgが1mgに相当します。

 

サプリメントでルテインを摂取する場合

すでに加齢黄斑変性や白内障になっている人は、食事だけではルテインの量が足りません。

体内のルテインを増やし、治療効果を高めるためには、サプリメントの活用をおすすめしますが、必要量は個人により異なるため、眼科で相談の上、使用してください。

 

ルテインの効果と摂取量

ルテインは加齢により減少する網膜の黄斑色素量を維持し、視機能(コントラスト感度など)を守ることが報告されています。

なお、ルテインの用量に関しては、ルテイン10mg以上で加齢により低下する網膜の黄斑色素量を維持する効果があると考えられています。

白内障や加齢黄斑変性の予防に、食事やサプリメントでルテイン6mg/日の摂取が示唆されています。

食事では6.9~11.7mg/日のルテインを摂取している人は、白内障や加齢黄斑変性の危険性が低いといわれています。

 

ルテインは積極的な摂取が必要

ルテインは日々消費される成分なので、積極的な補給が必要です。

 

ルテインの効果

目は、人間が持っている臓器の中で唯一露出をしている部分であるため、まぶたが閉じているとき以外は常に光にさらされることになります。

ルテインは目の水晶体や黄斑部に多く見られるので「天然のサングラス」といわれていて、パソコンや携帯電話、テレビなどが放出しているブルーライト、日光から出されている紫外線から目を守っています。

また、白内障や加齢黄斑変性などの加齢で発症するとされる目の病気についても、進行を抑制するといった効果を持った成分です。

ルテインが多く存在しているのは目であり、紫外線やブルーライトの害から目を保護しています。

その役割をするルテインが不足した状態になれば、目に悪影響を及ぼす可能性が高くなり、目の異常を引き起こしやすくなります。

特に、年齢を重ねるとルテインが減少することが分かっていて、白内障などの目の病気を発症する危険性が高まる可能性があります。

 

ぼやけやかすみの解消・コントラスト感度の改善

ルテインのはたらきによって、色がぼやけずみえるよう、コントラスト感度を改善し、目のぼやけやかすみを解消します。

良く見えるには、「視力」以外にも大切な要素があり、その一つがコントラスト感度=色の濃淡を認識する力です。

乱反射したブルーライトをルテインが吸収することによって、ぼやけて見えるのを改善します。

 

光がつらい人は積極的に摂りたい「ルテイン」

ものを見ることに関して重要な目の黄斑部の色素量を維持したり、光の刺激から保護するための大切な役割があります。

 

ルテインは年齢とともに減少

大事な役目を担っているルテインは、年齢や喫煙など、様々な要因で減少すると言われているため、積極的に補う必要があります。

 

ルテインは体内で生成できない

ルテインは体内で生成できないため、外部から摂取する必要があります。

 

黄斑変性症

黄斑変性症のほとんどは、老化が原因と考えられています。

このような、加齢によって起こる黄斑変性症を加齢黄斑変性とよびます。

加齢黄斑変性は、放置していると失明に至り、アメリカでは中途失明原因になる病気の1位となっています。

日本でも、ここ十数年で高齢者の患者が増加しています。

失明原因となる病気の総数としては、緑内障や糖尿病網膜症よりは少ないのですが、罹患者に占める失明率では、すでに第1位となっています。

加齢黄斑変性は、たいていは片目に出るのですが、うち30%の人は、もう一方の目にも起こってきます。

すべてのケースで治療できるとは限りません。

また原因も十分には解明されていないため、難病の一つとされています。

白内障や緑内障、網膜剥離などが、眼科の治療法の進歩によって、失明が救えるようになっている一方で、黄斑変性症は新たな失明原因として、現在、世界的に大きな問題となっています。

年齢的には50代半ばからあらわれるようになります。

もっとも多い患者の年齢層は70~80代です。

加齢以外でも、遺伝的なものが原因で黄斑変性症になる場合があります。

遺伝性の場合、ほとんどは若い頃から症状があらわれます。

 

黄斑変性症の症状

黄斑変性症は、目の黄斑部に起こる異常です。

黄斑部には、ものを見るうえで欠かせない視細胞が多く集まっています。

眼球はカメラに例えられますが、そのカメラのフィルムにあたる網膜の中でも、とくに解像力にすぐれ、中心的な働きをするところが黄斑部です。

黄斑変性症とは、黄斑部に障害が起こる病気で、黄斑変性症になるとものがゆがんで見えたり、視力が落ちてきたりします。

たとえば本を読むとき、目で細かい字を追いますが、黄斑変性症になると、ちょうど読もうとしている字のあたりがゆがんだり、暗く見えたりします。

特に中心部の視力に影響するため、本を読んだり、細かな作業をするときに、非常に見えにくくなります。

ただし、加齢黄斑変性は、白内障のようにだれにでも起こるわけではありません。

加齢による変化が異常に進んだ場合に、視力の低下となってあらわれると考えられています。

加齢黄斑変性は、もともと欧米に多く、日本には少なかった病気です。

それが日本でも増えているのは、高齢化や食生活の欧米化、また目の老化を促進する光刺激を受ける機会が増えたことも影響しているのではないかと言われています。

加齢黄斑変性は、萎縮型と滲出型の2タイプに分けられます。

黄斑部を含む網膜の下には網膜色素上皮、さらにその下に脈絡膜という血管に富んだ組織があり、網膜色素上皮が徐々に萎縮していくのが委縮型です。

一方、滲出型は、新たにできた異常な血管(脈絡膜新生血管)が脈絡膜から網膜色素上皮の下などに侵入し、血管から水分が漏れ出したり、血管が破れて出血したりして黄斑部が障害を受けます。

突然大量の出血を起こしたり、急激に視力が低下したり、進行すれば失明することもあります。

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