食事中によく噛むだけでダイエットにも美肌にも効果!
ゆっくり噛んで食事すると女子力アップ!
噛むことは、ダイエットにも美肌にも大きな効果をもたらします。
よく噛んで食べる人とあまり噛まずに早食いする人とでは、後者のほうが太りやすいというのは有名な話です。
脳の満腹中枢が「もうお腹いっぱい」という信号を出すのは、食事をはじめてから少なくても15~20分後と言われています。
もしも、この間に早食いやドカ食いをしてしまっては、満腹中枢から信号が出る前にお腹にパンパンに食べ物を詰め込んでしまうことになります。
すると、満腹の信号が出る頃には明らかに食べ過ぎていて、すでにお腹は苦しい状態になってしまうのです。
このために、『あまり噛まずに食べられるもの』はダイエットには不向きです。
・炊き立てのふっくらとした白米をドカ食い
・ふわふわトロトロの甘いデザートを空腹時にたっぷり
などはもっとも避けたいところです。
ヒスタミンという脳内物質とダイエットの関係
ヒスタミンの効果1
よく噛むことはダイエットにつながる理由は他にもあります。
私たちがものを噛むと、脳が刺激されヒスタミンという脳内物質が分泌されます。
ヒスタミンは満腹中枢に働き、「お腹いっぱい」と感じさせます。
ヒスタミンは噛めば噛むほど分泌されるため、よく噛むことがダイエットにつながるのです。
よく噛むことでこのヒスタミンがどんどん分泌されるからこそ、少ない食事の量でも満腹感が得られるようになり、食事のボリュームを抑えることができるようになります。
ヒスタミンの効果2
そして、ヒスタミンはもうひとつ、私たちの身体を美しくするための重要な役割があることもわかっています。それは内臓脂肪を分解する働きがあるということです。
内臓脂肪とはご存知のとおり、内臓のまわりについている脂肪のことです。
手でつまんだ時につかめる皮下脂肪とは種類が異なり、つきやすく落としやすい脂肪です。
これは、よく噛むことで減らすことができるのです。
唾液が美容に効果的
また、噛むことによって分泌される唾液も私たちの強い味方になってくれます。
唾液に含まれるホルモンには、老化を防止し、若返りに役立つ成長ホルモンなどが含まれます。
噛むほどに出る唾液のホルモンが全身を駆け巡ることによって、これらの成分がどんどん分泌され、身体中の細胞が若返っていくのです。
目標は食べ物を口に入れたら50回噛むことです。
ですが、最初は20回でも30回でも増やすことを意識できれば大丈夫です!(^^)!
唾液に関してもうワンポイント!食後すぐの歯磨きはNG
食後に歯磨きするのは、世界的に見て日本だけみたいです。
なぜ、食後すぐ歯磨きをしない方がよいのか、その理由をご説明します。
食事をすると消化のために唾液が分泌され、そこに含まれるアミラーゼという消化酵素が糖を分解します。
口内のpHが酸性に傾きます。
歯は酸にとても弱いため、そこで少し溶け始めるのですが、口内を中性に戻そうとする働きによって、溶けた歯の表面が再び硬くなります。
この歯の修復を再石灰化といいます。
再石灰化は歯の健康のためにとても重要で、初期の虫歯であれば、これによって進行が抑制されます。
再石灰化が完了するまでにかかる時間は30分~3時間だとされています。
最低でも食後30分は歯磨きをしないことをおすすめします。
すぐに歯磨きをしてしまうと、口内のpHを中性に戻して再石灰化のために働いてくれる唾液を洗い流してしまうからです。
修復のチャンスを失われるばかりか、酸性の状態が続くため歯が大きなダメージを受けてしまいます。
つまり、食後すぐの歯磨きは、虫歯になる可能性があります。
ニオイの元になる菌は、食事中・食後にはほとんどありません。
においの強いものを食べない限り、口臭はほぼありません。
歯の健康を守り、口臭を予防するための食後のケアは、やはりお口直しです。
口臭予防に最も大切なのは、唾液の流れです。
分泌して飲み込むといった唾液の流れが、においの元になる菌の繁殖を防ぎ、虫歯や歯周病を防ぐことにもなります。
お口の健康に、唾液の流れは欠かせません。
ガムを口の中で転がしておくのも一つの方法です。
唾液は、二つの反射によって促進されます。
一つは味覚反射です。
酸っぱいもの、甘いものなどの味によって分泌されます。
もう一つは異物反射です。
口の中に異物があると分泌されます。
ガムはその両方の反射で唾液分泌を促進するので、食後のガムは口臭予防に有効です。
シュガーレスで噛み応えのあるものがおすすめです。
また、ガムの味がなくなったら、丸めて口の中でころころさせておくと、異物反射によって唾液分泌が続きます。
是非、試してみてくださいね!
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