ビタミンA
ビタミンAは肌の修正や再生に必要な成分であることから、美肌効果が期待できると言われています。
ビタミンAの主要な成分であるレチノールには、目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働きがあります。
ビタミンAが不足すると、夜盲症(暗いところで物が見えづらくなること)になると言われています。
これは、網膜にあるロドプシンという明暗を感じる物質(視覚色素)が、ビタミンAから作られるためです。
また、ビタミンAは体内で発生する活性酸素から、からだを守る働きがあり、若さと健康を保つことができます。
ビタミンAが十分でない場合には、ビタミンB、ビタミンE、ビタミンD、カルシウム、リン、亜鉛はその効果が発揮されません。
栄養素の潤滑油としても、ビタミンAを摂取することは重要です。
眼精疲労
多くの方(自分もそうです)が、スマホやテレビ、パソコンなどを通して、多くの情報を集めていて、それだけ目は酷使されています。
その結果、疲れ目や充血、ドライアイなどの眼精疲労に悩まされる人が増加しています。
脳に送られてくる外界刺激の情報の8割は視覚情報といわれています。
つまり、眼精疲労から脳の疲れを引き起こし、頭痛や肩こり、首こり、イライラ、集中力低下、倦怠感(全身疲労)を引き起こす場合があります。
目の周辺には数え切れないほどの毛細血管が走り、目に栄養と酸素を供給しています。
目の使い過ぎでこれらの毛細血管の血行が悪くなるのが、「疲れ目」や「眼精疲労」と呼ばれる状態です。
目の機能回復に効果的な栄養素
眼精疲労を改善するためには、まず目を休めることが一番ですが、あわせて、目の機能向上に効果がある栄養成分を摂取すると、回復のスピードも早まり、疲れにくくなります。
昔から、目の機能回復にはビタミンA、β-カロテンが効くとされています。
ビタミンAやβ-カロテンは、目の網膜にある光や色を感じるのに必要なロドプシンという色素を生成します。
ロドプシンは、疲れ目の改善や目の乾燥を防ぐ働きをしています。
そのほか、目の充血を防ぐビタミンC、視神経や筋肉の疲労を回復するビタミンB1、ビタミンB2も目の機能回復に効果を発揮します。
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